映画「カメラを止めるな!」は2018年に公開され、社会現象と言われるまでにブレイクしました。
「カメラを止めるな!」を視聴して「なるほどこれは面白いし、超面白いし、やっぱり面白い」と納得。ボキャブラリーが貧困になるほど面白いです。
その面白さを伝えるべく感想を書きます。「カメラを止めるな!」はネタバレ厳禁なので、ネタバレ部分は改ページしますよ。視聴し終わった人はどうぞ。
概要とキャスト
「カメラを止めるな!」は監督も俳優も、映画がブレイクするまで無名だったそうです。
「カメラを止めるな!」を最初に上映した映画館は2館だけ。制作予算もわずか300万円のインディーズ作品でした。
しかし口コミで面白さが伝わり2館は連日満席。上映する映画館が増えていき、2018年の邦画興行収入ランキング7位で31億円の興行収入を記録しました。
また国内・海外で数々の賞を受賞。
主要キャストは以下の通りです。
役:日暮隆之/演:濱津隆之
主人公の監督役。「速い・安い・そこそこ」をモットーに映画監督をしている。ワンカット生放送ドラマ「ONE CUT OF THE DEAD」の仕事を依頼される。
妻と娘との3人暮らし。
役:日暮真央/演:真魚
主人公の娘で大学生。父親と同じく映像制作の道に踏み出すも、こだわりが強くてなかなか上手く行かない。
役:日暮晴美/演:しゅはまはるみ
主人公の妻で元女優。演じ始めると役にはまり込み台本無視や暴走をするため、業界を追放された。
役:松本逢花/演:秋山ゆずき
「ONE CUT OF THE DEAD」のヒロイン役だが、事務所を理由にイヤな演技や演出は断る。「よろしくでーす」が口癖。
役:神谷和明/演:長屋和彰
「ONE CUT OF THE DEAD」の男優役、イケメン俳優。演技にこだわりが強く、演出で監督と議論することもある。
あらすじ
冒頭からのファーストカットは37分に及びます。
廃墟でゾンビ映画の撮影をしている主人公一行。撮影は順調には進まず、監督もかなり切れ気味で松本逢花にダメ出しをします。
ヒートアップしたところで撮影は中断。休憩が入ったと思ったらスタッフが次々とゾンビに襲われ、監督は「カメラを止めるな!」と狂気の撮影続行。
本物のゾンビに襲われているシーンを撮影し続けます。
メイクさんと松本逢花、神谷和明はゾンビを突破して車に向かうもトラブルに巻き込まれ――。
この映画のキャッチフレーズは「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」「無名の新人監督と俳優達が創ったウルトラ娯楽作」です。
ファーストカットの37分が終わった後から、本当にこの映画が始まります。
「カメラを止めるな!」がブレイクした理由
「カメラを止めるな!」がブレイクした理由はいくつか考えられます。
ファーストカットはまさに低予算映画の違和感満載映像です。しかしその違和感はすべて伏線となり、2度目の始まりで回収されていくすっきり感、爽快感が半端ありません。
伏線がすべてキレイに回収されるので、ネタバレしたくてもできません。当時のSNSでも視聴者は口をつぐみ、ネタバレはなかったそうです。
秘密にされると見たくなる。そんな心理が「カメラを止めるな!」で働いたのでしょう。
一方で芸能人やテレビ業界の人からすると「カメラを止めるな!」は、いわゆる「あるある」だそうです。「あ~それ、あるある」という共感が芸能人たちの琴線に触れて、面白い映画だとつい宣伝してしまったのでしょう。
「秘密にされると見たくなる」「芸能人の共感を呼んだ」という2つのポイントが「カメラを止めるな!」のブレイクした理由かもしれませんね。
もちろん単純に面白いのが最大の理由です。
ここから先はネタバレ成分100%です。視聴し終わった人や、ネタバレを気にしない人だけ読んでください。
この映画はおもしろかったですねえ~~~・・ポンッッッ!!!
やっぱ面白かったですよね。
口コミを見ると思いのほか、低評価が多かったです。「な、なんでやねん」とびっくり。
――ボンッッッ!!!