小泉進次郎大臣のポエム回答に見る、小泉進次郎の虚像と実態

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小泉進次郎

 小泉進次郎環境大臣は9月17日、除染廃棄物の最終処分についてインタビューを受けました。
 小泉進次郎氏 回答がポエム?「何言ってるかわからない」の声 | 女性自身によれば、正直「ちょっと意味がわからない」内容でした。

 内容は読んで頂くとして、概要はこうです。
記者「最終処分場の検討や見通しについては?」
小泉大臣「福島県民との約束です。全力を尽くします」
記者「具体的には?」
小泉大臣「私の中で30年後を考えた時に、30年後の自分は何歳かなと発災直後から考えていました。だからこそ私は健康でいられれば、30年後の約束を守れるかどうかという、そこの節目を見届けることが、私はできる可能性のある政治家だと思います

 他にもあるので、興味のある方は冒頭の記事をお読みください。

 本稿では小泉進次郎議員の「本質」について、考察してみたいと思います。

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小泉進次郎議員は「詭弁を言うのが上手い」

 煙に巻くのが上手い、という言葉があります。下記は高松の、小泉進次郎議員の応援演説です。

20190713小泉進次郎街頭演説@高松中央公園

 概要だけ、お話しましょう。年金をもらっても、持ち出しが2000万円かかるという問題がありました。下記にてまとめています。

 この話から、小泉進次郎議員の演説は始まります。この問題への対応は、大まかに3つ提示されます。

  1. 社会保障教育をしっかりしていく、制度を周知する
  2. 年金の自由選択幅をもっと広げる(現在は、65歳~70歳で選択できるらしい。もっと選択幅を広げよう! 人生100年時代ですし! という主張)
  3. 非正規雇用の人々も、厚生年金に加入してもらう

 実は上記は、なんの解決にもなっていません。やや詳しく、書きましょう。
 演説によれば、年金を受け取るのを1年遅らせれば、8%が増額されるそうです。71歳からだと、約1.5倍(正確には1.48倍)になるとのこと。

 計算してみましょう。

  1. 日本人の平均寿命は83.9歳=84歳に計算では設定
  2. 65歳からなら、受け取り年数は19年
  3. 71歳からだと13年
  4. 19年÷13年=1.46

 要するに、支給される総額は変わりません。

 小泉進次郎議員は「我々は、そうやって改革している!」といいますが、私が翻訳するなら「もっと老齢でも働け! 65歳以降も、2000万円稼げ!」としか言っていないのです。

小泉進次郎議員の高松の演説の印象操作ロジック

 上記の動画で、小泉進次郎議員の演説は2分40秒あたりから10分です。時間があれば、ご参照ください。
 小泉進次郎議員の、演説や言葉には「印象操作のロジック」があります。

  1. 年金2000万円問題など、ネガティブ(不利なことでも)なことを上げて惹きつける
  2. 自分たちの責任を認めた上で、「頑張っている! 具体的にはこれをしている! だから皆さんも力を貸してください!」と訴える
  3. 演説の端々に「改革」や「責任」「スピード感」などを入れる

 なかなか「若くて顔の良い自分」を生かした、優秀なロジックです。上記では、以下の効果が得られます。

  1. 問題を認識し、自分たちの責任だと「謝罪している風」に見える
  2. 素直に問題を認識し、そこから頑張っていく「健気さ」が演出できる
  3. 「改革」「責任」「スピード感」などのワードで、改革者が印象付けられる

 上記のプラスして小泉進次郎議員の甘いマスクは、効果を増加させています。
※アイドルがスキャンダラスでも、かばう人がいるのと一緒の効果

大きなテーマでの主張がない小泉進次郎議員

 小泉進次郎大臣は、大きなテーマでは主張がありません。あるにはありますが、そのテーマは「緊縮財政」です。日本語では「改革」ともいいます(笑)

 例えば小泉進次郎議員が「国益」と言ったとき、その国益については具体的に語られません。しかも過去に、恐ろしい発言をしています。
 TPPについてです。
「多少の痛みはあるかもしれないが、TPP1つで日本が壊れると思わない」と述べた。(小泉進次郎 – Wikipedia)

 まるで小泉純一郎総理に、そっくりではありませんか。
 小泉純一郎総理の言葉通り「国民は痛みに耐えて」何を得たか? 失われた20年です。

 これは「国民を厳しい環境に置けば、きっと強くなる!」「努力して、全体が向上するはずだ」という発想です。
 小泉進次郎議員に「大きな主張がない」というのは語弊があり、「緊縮財政と国民いじめ以外の、大きな主張がない」と言い換えましょう。

政治家の三バンを持って生まれた小泉進次郎議員は、国民を努力不足と詭弁する

 三バンとは何でしょう? 俗に言う「地盤、看板、鞄(選挙資金)」です。

 小泉進次郎議員は、この三バンをすべて持っています。世襲ですから。自分で勝ち取ったものは、なに1つないでしょう。すべて、小泉純一郎総理から引き継いでいます。

 現在38歳の小泉進次郎議員の印象は、世間では「まっすぐで、頑張ってる人」でしょう。
 しかし明らかにしたように、彼は年金2000万円問題でも「高齢者は、人生100年時代! もっと働け! 不足分の2000万円を稼げ!」(私が翻訳)と言っています。

 安倍総理にしろ、小泉進次郎議員にしろ……まごうことなき日本の、エスタブリッシュメント(支配層)です。安倍総理も、世襲政治家です。

 平成は「世襲総理」の時代 | 山内康一によれば平成は、6割以上が「世襲政治家の総理」だそうです。なるほど、小泉進次郎議員が「総理候補!」と38歳で持ち上げられるはずです。

 安倍総理や小泉進次郎大臣は、生まれながらに「いろいろなモノ」を持ってます。私のような「由緒正しき庶民」には理解できないモノを。三バンです。

 彼らは言葉巧みに「国民はもっと努力しろ! 痛みに耐えろ!」とします。消費税増税、失われた20年、小泉進次郎議員の応援演説。すべてそうです。
 彼らはエスタブリッシュメントでありながら、ノブレス・オブリージュ(高貴さの義務)は果たそうとしません。

 むしろグローバリズムと小さな政府は、エスタブリッシュメントの「責任放棄」とすら解釈可能です。
 なぜなら「貧困になっても、”自己責任”」と言い放つのですから。

認識共同体と格差と小泉進次郎議員

 認識共同体という言葉があります。庶民の苦労は、庶民にしか理解できないという話です。
 逆にエリートの認識は、エリートにしか通じません。
 「貧乏なのは努力不足だろ?」という認識です。

 38歳でポエムを吐くあたり、小泉進次郎議員は「煙に巻きたかった」のでしょう。彼が「内閣に入らないか」と声をかけられ「自然に同意した」というのは「エスタブリッシュメントの階段を登ること」に「自然に同意した」のかも知れません。

 我々庶民はどうするか? エスタブリッシュメントに、我々の声は届きません。せいぜい「努力不足でしょ? 自己責任」と言われるだけです。
 庶民が「賢くならねばならない時代」が来たのです。

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Muse

小泉進次郎という人物の本質は、まさしく今回のエントリー記事に明確に示されています。

結局のところ、苦労知らずで世襲議員のお坊ちゃん。国家の繁栄や国民全体の幸福実現など全く眼中にないどころか、それとは真逆の緊縮財政・構造改革の主張一辺倒。演説においても、詭弁を弄して聴衆を巧みに欺くことに長けたパフォーマンスと外見の持ち主だが、その内容は空虚そのもの。まさしく、国家国民の将来にとって有害無益そのもののクズ”政治屋”であり、自民党どころか日本をぶっ壊した小泉純一郎のバカ息子=劣化版コピー以外の何者でもない、と言えます。

>庶民が「賢くならねばならない時代」が来たのです。

仰る通りであり、NHKを筆頭とするクズメディアがこのクズ政治屋を次世代のヒーローのごとく持ち上げる報道姿勢には反吐が出そうになるほどですが、こうしたクズ報道に感化されたのか、9/15の世論調査での内閣支持率は51.7%。千葉県の大規模な停電被害で塗炭の苦しみを味わっている多くの住民を、初動対応ゼロの人災で”見殺し”にしてきた極悪政権にもかかわらずです。「賢くあらねばならない」庶民の多く(特に自民党支持者たち)が無知蒙昧状態にある。

ところで、れいわ新選組が北海道を皮切りに全国ツアーをやる予定だそうですが、自然災害が起こりやすい地域やその周辺の自治体に行ったときは、安倍政権や自民党に対する徹底したネガティブキャンペーンをやってもらいたいですね。例えば、「千葉の被災者たちは政権から見棄てられた。緊縮を言い訳にインフラ整備を怠る政権が続く限り、同様の悲劇はあなた達が住んでいる地域にも必ず起きる」と。そうして多くの庶民が無知蒙昧状態から脱してくれるといいのですが。

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