ATOK試用版からGoogle日本語入力に戻って、またATOKに戻りました。ちなみにATOK Passportのサブスクリプションは、デビットカードが使用できなかったので申し込めませんでした。
ATOK Passportとデビットカードで死ぬほどググって、有用な答えが出てこなかったので、誰かのために解説しておきます。
散文的にATOK関連を書いていきますので、興味のある項目へ目次からスキップしてくださいね。
Google日本語入力とATOKの使い易さを比較してみた
Google日本語入力の使用歴と、ATOK購入に踏み切るきっかけ
筆者はGoogle日本語入力が2010年に登場してすぐ、Google日本語入力を使用していました。現在が2020年ですから、10年ほどの使用歴です。
しかしライティングでATOKを使用しないといけない案件があり、やむなくATOKの試用版を導入しました。
導入する前は「ATOKなんて有料で、Google日本語入力と同じくらいの性能しかないんでしょ? だったら無料のGoogle日本語入力を、使うに決まってるじゃないですか……」と思っていました。いや、マジで。
ATOK試用版を使い出すと、思いのほか使いやすいのです。そして使用期限が切れ、Google日本語入力に戻ると、Google日本語入力でのライティングが苦痛になってしまいました。こうして筆者は、ATOK購入へと踏み切ったのです。
ATOKの使い易さの理由は連文節変換の精度にあり
Google日本語入力は連文節変換を採用しているとは、明言してません。連文節変換、単文節変換とは、IMEの変換方式のことです。
単文節変換は、文節を入力するごとに変換を行うことです。連文節変換は、文章の文脈まで入れて変換を行います。よって連文節変換の方が、文章の変換が正確で、効率的になります。
連文節変換の精度を確かめるのに、有名な文章があります。
「貴社の記者は汽車で帰社した」
上記はGoogle日本語入力では「記者の記者は記者で帰社した」となりました(笑)
ちなみにMS-IMEは連文節変換ですので「貴社の記者は汽車で帰社した」となります。
ではGoogle日本語入力は、ATOKより劣っているのか? というと、優れている部分もあります。例えば人名が一発で変換できるのは、Google日本語入力のメリットです。ウェブからよく使用される言葉を統計しているので、人名も使用頻度が高いものに変換してくれるのです。
しかし人名や特殊な固有名詞は、一度辞書に登録すれば事足ります。やはり多くの通常の文章を、正確に連文節変換で変換するATOKは、ライティングの効率と速度から見てもGoogle日本語入力より優れていると思います。
有料IMEなのにATOKをおすすめしたい理由
Google日本語入力の大きなメリットは、比較的高い性能と無料であることのセットでしょう。逆にATOKは有料ですから、できて当たり前感があります。
ATOK Passportの使用は、月々300円かかってきます。たった300円、されど300円。
dTVという動画サービスが月500円で、最新アニメをほぼ網羅しているのを考えれば、300円は決してバカにできる金額ではありません。
Amazonプライム会員なんて、500円で配送料無料、Prime Videoでアニメ見放題、音楽聴き放題、ほかにも10以上の特典ありと、頭がおかしいくらいてんこ盛りです。
ATOKは月に300円で、文字入力がスムーズになるだけと考えると、300円が高い気がするのも仕方ありません。
しかしそれでも、ブログやウェブライティングの機会が多い人には、ATOKをお勧めします。
- 誤字が出にくいし、校正もオンラインで可能
- 変換精度がいいので、いちいち変換で止まらなくてよい
- おかしな文章の箇所は、ATOKが指摘してくれる
仮に1日に3000文字を、ほぼ毎日ライティングしているとします。ブログを毎日更新している、などのケースです。
アウトラインや構成を作成する時間を除き、実際のライティング時間は1時間半といったところでしょうか。
まずこのライティング時間が、短縮されます。筆者の場合はライティング効率が1時間2300文字だったのが、3000文字オーバーになりました。
また校正にかかっていた時間も、半分以下になります。たった3000文字程度でも1日約30分の時間短縮ですから、なかなか大きいです。筆者は1日1万文字以上も珍しくないので、時間にすると1時間半~2時間ほどの時間短縮になっているのではないでしょうか。
ライティング量の多い人ほど、ATOKはおすすめなのです。
ATOK Passportでデビットカードは使えるか?
ATOK Passportですが、筆者の持っていたゆうちょ銀行で作れるデビットカード、mijika(ミジカ VISA)はジャストシステムでは使用不可でした。なんでやねん……。
調べてみると、ジャストシステムからのオーソリにデビットカードは対応できないのかもしれません。
オーソリ:カード決済が行えるかどうかの利用枠の確認と、購入しようとしている額が無事に決済されるように、利用枠を押さえること
ミジカのほかにもググったら、プリペイドカードのau WALLETも使用できないと報告がありました。ほかのデビットカードはわかりませんが、使用できない可能性が高いと思っておいた方がよいでしょう
ATOKの買い切りは2017年で終了したが、一太郎が残っている
ではどうやって、筆者はATOKの試用版が終わった後も、ATOKを使用し続けているのか? 答えは一太郎という、ジャストシステムのワープロソフトです。
一太郎にはATOKが、付随しているのです。
たまたま校正ソフトのJust Right!を持っていたので、一太郎の特別優待版をダウンロードで購入できました。ほかにもマイクロソフトのワードなどを持っている人は、特別優待版を購入できます。
ATOK単体の買い切りは、ATOK2017で終了しています。Amazonが最安値で16000円と、プレミアムがついているようです。一太郎なら通常版(DL)でも17000円ほど。特別優待版なら8000円ほどです。
しかも買い切りですから、月々の料金はかかりません。その代わりATOK Passportの、クラウド校正のサービスも受けられないんですが(笑) そこは一太郎の校正機能を使用しましょう。
コンビニ決済でATOKを手に入れる方法
クレジットカードを持っていない、作る予定がない人でも一太郎を購入することで、ATOKを使用できます。ダウンロード販売で、ネットバンキングからの振り込みや、コンビニ決済にも対応しています。
ATOKの大幅なバージョンアップは、年に1回あるかどうかだそうです。しかもATOK2017で、ほぼ完成されたとの評価もあります。
つまり一太郎2020を購入すると、ほぼ完成されたATOKが永久に使用できるというわけ。
ライティングするならATOK
長々とATOKのことを、散文的に書いてきましたがいかがでしたでしょうか。正直、需要のニッチな記事だとは理解してます(笑)
筆者のように1日1万文字をライティングすることが珍しくない方は、是非ともATOKを使用してみることをおすすめします。試用版は1ヶ月間使えます。ご自身でGoogle日本語入力や、その他のIMEとどのように違うのか? を、比較してみてくださいね。
>筆者はGoogle日本語入力が2010年に登場してすぐ、Google日本語入力を使用していました。現在が2020年ですから、10年ほどの使用歴です。
>しかしライティングでATOKを使用しないといけない案件があり、やむなくATOKの試用版を導入しました。
当方も以前はGoogle日本語入力を一時的に使っていましたが、手書き入力機能があまりにも精度が悪く、全くの役立たず状態だったので、やむなくMS-IMEに戻しました(Google日本語入力の手書き入力機能は2019年更新版で終了)。
ちなみに、ATOKの手書き入力機能の精度はどうですか?
>筆者のように1日1万文字をライティングすることが珍しくない方は、是非ともATOKを使用してみることをおすすめします。
ちなみに、ヤンさんがライティングに使っているテキストエディタは何ですか?サクラエディタ?秀丸エディタ?それともNotepad++?
当方の場合は、テキストエディタは「サクラエディタ」。ワープロソフトはMS Officeが高すぎるので、WPS Office。なお、プログラミングでは、Visual Studio Code(VS Code)を使用。拡張機能を入れればPython、Ruby、JavaScript等あらゆるプログラミング言語に対応し、デバッグにも対応できるので、一押しです。
ライティングはグーグルドキュメントで書くことが多いです。一太郎を導入したので、今後は一太郎になるかも? ですが……まだ使っていないのです(笑)
クライアントの指定した管理画面から、という案件も多いです。その場合はアウトラインをグーグルドキュメント、ライティングを管理画面でなど臨機応変にですね~。
プログラミングはウェブ系だけなので、テラパッドを使用することが多いですよ。
大型の案件のときはAtomを使用します。
>ちなみに、ATOKの手書き入力機能の精度はどうですか?
手書き入力をそもそも全く使用しないので、比較ができないのですが……(汗)