動画を見たり外出先でモバイルキーボードを接続して仕事をしたり。そんな用途にピッタリなのが10インチタブレットです。
みんなタブレットで重い作業なんてしませんよね。タブレットはそれなりのスペックがあれば、あとは安さ重視! という人も多いはず。
筆者も上に同じで「激安でそこそこのスペックでOK!」です。
タブレットの魅力から10インチがちょうどいい理由、そして10インチ激安タブレットの選び方を解説します。
タブレットとは
タブレットはスマートフォンと同じくモバイルデバイスの一種です。スマートフォンと同じようにタッチやスワイプなど指で操作します。タブレットは7~12インチくらいの製品が主流です。
搭載しているOSにはIOS、Android、Windowsなどがあります。価格面でもっとも安いのがAndroid、次いでWindows、IOSの順になります。激安タブレットならOSはAndroidでほぼ決まり。
タブレットはスマートフォンとノートパソコンの中間に位置し、やや中途半端なデバイスに見えます。けれども、工夫次第でとても役立つアイテムです。
タブレットのメリット・デメリット
タブレットのメリット・デメリットについて紹介します。
メリット
タブレットのメリットは持ち運びがしやすいことです。モバイルノートよりも軽く、かさばらないことが特徴です。
予算が許すならモバイルノートや2in1ノートパソコンも選択肢に入るでしょう。しかし、値段の安さや手軽さを優先するならタブレットに軍配が上がります。
スマートフォンと比較して画面が大きく、アニメや映画を楽しむのに向いています。モバイルキーボードを接続すればノートパソコンのように使用できるため、出先で仕事も可能です。
タブレットは工夫次第で2in1ノートパソコンのような使い方もできる、わりとマルチなアイテムです。
デメリット
激安タブレットだと選択肢がAndroidに限られます。AndroidはノートパソコンのようにWindows向けのソフトがインストールできません。パソコンでの作業をAndroidタブレットでこなすことは不可能ですから注意しましょう。
他にも、動画編集やエンコードなどの重たい作業もタブレットには不向きです。高いスペックのタブレットなら可能でしょうが、それなら2in1ノートパソコンやモバイルノートを買った方がいいでしょう。
筆者の場合、外出先でのブログや原稿の編集がしたいと思っています。ライティングのツールはGoogleドキュメントやWordPressですから、OSに関係なく作業可能です。
タブレットで仕事するなら、作業をクラウドに置き換えるなどの措置が必要です。
10インチタブレットの大きさや使いやすさ
タブレットは7~12インチが主流です。10インチだと画面の大きさが22cm×13cmほどです。大きなウエストポーチなどにギリギリ入るか、入らないかくらいの大きさです。
携帯性や持ち運びは8インチに軍配が上がりますが、作業のしやすさや動画の見やすさは断然10インチでしょう。
筆者のケースではブログやGoogleドキュメントの作業が多いため、8インチだと画面がやや小さい気がします。動画も画面が大きい方が楽しめます。
家の中でも外でもタブレットを使う人は、多少の携帯性を犠牲にして快適さを選ぶ方がおすすめです。
タブレットの激安はどれくらいの価格?
10インチのタブレットの価格は3万5000円~6万円前後のものが売れ筋です。このため、10インチタブレットでは1万円台なら激安と言えます。さすがに1万円を切る10インチタブレットは多くありません。
今回は1万円台~2万円前後までのタブレットをメインに探します。
「中古という手も」と考えましたが、中古ではバッテリーに不安があります。当たりならあまり消耗していないでしょうが、はずれだとバッテリーが消耗しています。駆動時間が短いとタブレットの意味がありませんよね。
タブレットや据え置き以外のノートパソコンは、新品で購入することをおすすめします。
10インチの激安タブレットの選び方
10インチの激安タブレットの選び方について解説します。特に「外部ストレージの対応」「駆動時間」は重視したいポイントです。
液晶の解像度
画像はピクセルと呼ばれる点によって描かれています。このピクセルの密度を表すのが解像度です。1024×768ピクセル(px)なら横に1024、縦に768のピクセルが並んでいます。
解像度が大きければ大きいほど高精細できれいな画像や映像になります。映像のきれいさにこだわるならチェックしておきたいポイントです。
ストレージ容量
ストレージはタブレットやスマートフォン、パソコンの記憶領域のことです。激安タブレットの場合、ストレージ容量は16GB~32GBが主流です。
容量が足りない場合はSDカードを挿して拡張しましょう。
メモリ容量
メモリはパソコンやタブレットの作業机のようなものです。メモリ容量が大きければ大きいほど、いくつもの作業を同時に並行して行えます。
激安タブレットの場合、メモリは2GB~3GBが主流です。一般的なAndroidタブレットなら2GBもあれば快適に動作します。
駆動時間
バッテリーの駆動時間は出先でタブレットを使用するのに重要です。最低でも駆動時間が8時間以上あるタブレットがおすすめです。バッテリーの容量は6000mAhを目安にしましょう。モバイルバッテリーと組み合わせることで、さらに長い駆動時間を確保できます。
中古だとバッテリーが消耗していて、スペック通りの駆動時間にならないケースが多いです。タブレットのバッテリーの寿命は約3年です。製造年数が3年以内のものなら、はずれも少ないはずです。
カメラの画素数
スマートフォンと同じようにタブレットにもカメラが搭載されています。カメラを使う予定があるならカメラの画素数をチェックしましょう。
出先でビデオ会議をする場合にもカメラは必須です。前面カメラが搭載されているかどうか確認しましょう。
搭載されているOS
激安タブレットの場合、搭載されているOSはほぼAndroid一択です。Amazonがリリースしているタブレットには、AndroidベースのFire OSが搭載されています。Fire OSはAndroidと互換性があるため、あまり大きな違いはありません。
Fire OSはAmazonのコンテンツ消費を重視して作られており、Amazon Prime会員などでAmazonをよく利用するなら有力な選択肢の1つです。
外部ストレージの対応
激安タブレットのストレージ容量は16GB~32GBです。動画などを保存すればすぐにいっぱいになる容量です。ストレージ容量の不足は外部ストレージで補いましょう。
SDカードやmicroSDカードへの対応は必須です。
SDカードは規格によって容量が変わります。SDXCは64GB~2TBまで対応した規格です。SDXCに対応していることを確認しましょう。
自分でもほしい!おすすめの10インチ激安タブレット5選
MatrixPad S10
読書モードを備え、目に有害とされるライトを軽減して夜間でも快適に読書が可能です。6000mAhの大容量バッテリーで出先や旅行先でも音楽、動画、電子書籍などを楽しめます。
カメラは前面200万画素、背面800万画素でビデオ会議などにも便利です。
最低限の機能を満たしていてこの価格はかなり魅力的です。
OS | Android 9.0 | ストレージ容量 | 32GB |
メモリ | 2GB | CPU | Cortex A7 1.3GHz |
カードスロット | microSDカード microSDHCカード microSDXCカード | 駆動時間 | 6000mAh 8時間 |
画面サイズ | 10.1 インチ | 解像度 | 1280×800 |
Fire HD 10 32GB
解像度の高いフルHDディスプレイを搭載しており、前のモデルより30%速度が速くなりました。サクサクと大画面で迫力のエンターテイメントを楽しめる、とのうたい文句。バッテリーは最大12時間駆動の大容量で、出先でもバッテリー切れを気にせずに使えます。
カメラは前面、背面に搭載。720pのビデオレコーディングも可能な高性能カメラです。Amazon謹製なので品質も安心です。
OS | Fire OS | ストレージ容量 | 32GB |
メモリ | 2GB | CPU | オクタコア2.0GHz |
カードスロット | microSDカード microSDHCカード microSDXCカード | 駆動時間 | 12時間 |
画面サイズ | 10.1 インチ | 解像度 | 1920×1200 |
MediaPad T5 Wi-Fiモデル 32GB
フルHDディスプレイで16:10のアスペクト比を採用しており、映画や動画の視聴が快適に行えます。デュアルスピーカーと独自の音響技術によって、臨場感あふれるサウンドを体験できます。
Androidのバージョンがやや古いことが残念ですが、3GBのメモリを搭載しており重い作業もスムーズにこなせます。
OS | Android 8.0 | ストレージ容量 | 32GB |
メモリ | 3GB | CPU | HUAWEI Kirin 659 2.36GHz+1.7GHz |
カードスロット | microSDカード microSDHCカード microSDXCカード | 駆動時間 | 5100mAh |
画面サイズ | 10.1 インチ | 解像度 | 1920×1200 |
P20HD
2万円を切ってメモリ4GB、ストレージ容量63GBを搭載した高性能タブレットです。CPUは8コアでちょっとした動画のエンコードくらいならこなせそうなスペックです。カメラは前面200万画素、背面500万画素を搭載。
TECLASTは中国のITメーカーでノートパソコンやタブレットを展開しています。中国企業と聞くと「安かろう悪かろう」と思いますが、それは昔の話。今では「安かろうそこそこの品質」が普通なんだとか。このスペックなら買いかもしれません。
OS | Android 10.0 | ストレージ容量 | 64GB |
メモリ | 4GB | CPU | SC9863A 8コアプロセッサ |
カードスロット | microSDカード microSDHCカード microSDXCカード | 駆動時間 | 6000mAh |
画面サイズ | 10.1 インチ | 解像度 | 1920×1200 |
MAX10
10インチタブレットを探している中で最安値がこちらの製品。DragonTouchからリリースされているMAX10です。1万5000円を切る価格で8コアプロセッサ、メモリ3GB搭載と贅沢なスペックです。OSは最新のAndroid10で安心できます。
バッテリーが5000mAhとやや容量が少ないのが欠点です。出先よりも自宅での使用メインならこの激安タブレットがおすすめでしょう。
OS | Android 10.0 | ストレージ容量 | 32GB |
メモリ | 3GB | CPU | SC9863A 8コアプロセッサ |
カードスロット | microSDカード microSDHCカード microSDXCカード | 駆動時間 | 5000mAh |
画面サイズ | 10.1 インチ | 解像度 | 1920×1200 |
IC-BK06
折りたたみ式のモバイルキーボードはタブレット、スマホのどちらでもおすすめしたいアイテムです。出先でちょっとしたブログの修正やライティング、Googleドキュメントをいじるときに重宝します。
充電しておけば数十時間は使えますので、バッテリーを気にする必要もありません。タブレットと一緒に購入しておきたい製品ですよ。
まとめ
激安10インチタブレットはやはり中華メーカーメインになります。中古ならさらに安く1万円を切る10インチタブレットもありますが、バッテリーが心配なので新品がおすすめです。もし中古で購入するなら付け替えのバッテリーが販売されているタブレットがおすすめ。
筆者自身が現在、タブレットを物色中です。そこで、自分で自分におすすめしたい激安10インチタブレットを紹介しました。
さて、どれを購入しよう――。