
ネタバレ厳禁!「カメ止め」ネタバレ
ゾンビ映画を撮影していたらゾンビに襲われた。そんな37分に及ぶファーストカットはすべて伏線です。
「カメラを止めるな!」は入れ子構造になっています。「ゾンビ映画を撮影していたらゾンビに襲われた」というドラマ「ONE CUT OF THE DEAD」を撮影しているストーリーが「カメラを止めるな!」です。
え? 何言ってるかわかんない? 筆者も混乱してきました。
「ゾンビ映画を撮影していたらゾンビに襲われる」というドラマを撮影する物語が「カメラを止めるな!」です。ああ! ややこしい!
主人公の監督は「ゾンビ+ワンカット30分+生放送ドラマ」である「ONE CUT OF THE DEAD」の企画を持ち込まれます。
仕事を引き受けて、個性派で癖の強い俳優と打ち合わせ。しかし当日になって事故のため俳優2人が欠員。
たまたま男優のファンだった娘と妻が現場に来ており、元女優の妻をメイク役に抜てきして撮影開始します。
「ONE CUT OF THE DEAD」の撮影中にさまざまな予期せぬトラブルが発生し、妻や娘の助けも借りながら乗り切る主人公。
最後は無事放送が終了する、という物語です。
見終わった後は謎の爽快感があります。
筆者の感想は「面白い!」
筆者は、「カメラを止めるな!」が2018年にブレイクしたことを知りませんでした。全く前情報なし、前知識なし、当然ネタバレ情報なしで視聴。
当たり前ですがゾンビ映画を期待していました。「アイアムアヒーロー」以来のゾンビ邦画か? と思って視聴したのです。
期待は裏切られ、肩透かしを食らいました。良い方に。嬉しい肩透かしでした。
ファーストカットの37分は「うーん……うん? ――なんか違和感が」と思いつつ視聴。2度目の始まりでようやく「なるほどね、これゾンビ映画じゃなかったのか!?」と判明します。
物語は非常にテンポ良く進むので、裏切られたはずの期待など忘れて視聴しました。気がついたらフィナーレが来ていたという印象です。一気に引き込まれる映画です。
娯楽作品としてストレスフリーに「か、監督がんばれ!」「うわ! 何やってんねん!」と見ることができます。
筆者の評価は星4つ。1つはゾンビ映画じゃなかったから引いておきました(笑)
口コミでの評価は?
口コミはキレイに評価が真っ二つ。星5つと星1つが多いです。
あまりに前半も後半もつまらなくて、カメラブレブレで酔ったこともあり、持ってた耳栓装着して寝ました。
今まで見た映画で、一番つまらなかったのはLチェンジザ・ワールドでしたが、この映画が最高につまらない映画に変わりました。ただ友達は、劇場でも他の人と笑ったり、終わってもとても面白いと言っており、評価が完璧に分かれたようです。
学祭を楽しんだ人たちが、昔は良かった、こうだったとか、そう言う感じで楽しむんだと思います。ストーリーとか演出とか見る人への問いかけというかメッセージはありません。
「ジョーズ」や「スターウォーズ」「ジュラシック〜」「ハリポタ」いろいろな映画を見た後に…その裏側がいったいどのように撮影されているのか?と思ったりする。
この「カメラを止めるな!」がヒットしたのはその裏側が「はたして?どうなってるのか?」と興味を持たれた人が物凄く楽しめたのだと思う。
それとは別に物語の流れ〜ストーリー重視で「メイキングなんてそんなどうでもいい」と思って観た人はそれほど楽しめなかったのかもしれない。
筆者は当然楽しめた方です。
もし前情報で「SNSでブレイクしている!」「低予算なのに芸能人が絶賛している!」と知っていたら、楽しめなかったかもしれません。
「カメラを止めるな!」は低予算なのに面白い娯楽大作だと思います。
まとめ
- 「カメラを止めるな!」は低予算のインディーズ作品だった
- 口コミや芸能人の絶賛で大ブレイク
- 監督や俳優は無名
- 入れ子構造になった物語とストーリー展開
- ゾンビ映画だと思ってみたら肩透かしを食らう。しかしネタバレ厳禁
低予算でもこれだけ面白い作品が作れる。それを示したことが「カメラを止めるな!」のもっとも大きな功績かもしれません。
ヒット映画は制作費が億の世界です。その中で300万円ですよ! 300万円。制作費が億の映画だったら数分で飛ぶ金額です。
それでこれだけ面白くて億の映画に負けていないのですから、すごいとしか言い様がありません。
「カメラを止めるな!」を見て、損はないと思います。
この映画はおもしろかったですねえ~~~・・ポンッッッ!!!
やっぱ面白かったですよね。
口コミを見ると思いのほか、低評価が多かったです。「な、なんでやねん」とびっくり。
――ボンッッッ!!!