新型コロナで第二の就職氷河期到来か?コロナ不況で就活戦線異状あり

 ここ連日、新型コロナウイルスが一日100人超の勢いで感染拡大しています。日本でもすわ感染爆発か? と危惧するところです。

 首都閉鎖までささやかれるなかで、就活する学生や企業も困っています。内定の取り消しや、説明会の中止も起きているようです。

 新型コロナで短期的に困っていること、そして長期的にどのようになっていくのか? を、最悪を想定しながら解説します。

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新型コロナウイルスで就活戦線異状あり

 新型コロナウイルスの影響で、学生の就活に多大な影響が出ています。

  1. 合同・個別説明会の中止や延期
  2. 大学の投稿自粛でキャリアセンターのパフォーマンス低下
  3. OBやOGの訪問も減少
  4. 企業側の採用人数や内定、採用計画そのものの見直し

 説明会や選考を、ウェブで行うという動きも広がっています。
 また新型コロナの影響で休業を実施、検討する企業も増えています。なかには消費が激減して、売り上げが全く立たない企業も。このような状況のなかで、内定取り消しに踏み切る企業も出てきました。
参照:新型コロナ影響、内定取り消し32人…厚労相 : ニュース : 教育 : 教育・受験・就活 : 読売新聞オンライン

 新型コロナとの戦いは長期化する恐れがあり、就活の停滞や遅延、内定の取り消しや採用計画の見直しは相次ぐ可能性が危ぶまれます。就活戦線異状あり! という非常事態です。

第二の就職氷河期が到来か?とおののく理由

新型コロナの経済へのダメージは少なくとも50兆円?!

 新型コロナウイルスによる経済損失がいくらになるか? は、様々なシミュレーションがあります。新型コロナがどれくらい長期化するのか? は誰にもわかりませんし、どの程度深刻化するのかも現段階では不明です。

 よって報道されているシミュレーションは、あくまで参考値程度です。

 危機管理の観点からは、最悪の事態を想定しておくべきです。最悪の事態を想定して、最悪にならなければ幸運ですし、最悪になっても想定していたので対処可能だからです。
 上述した考え方から、新型コロナウイルスの経済損失は「最低でも50兆円」と筆者は想定しています。

世界経済がデフレ化するという最悪のシナリオ

 渡航禁止や外出禁止などによって、海外の経済は麻痺状態に陥りつつあります。経済の急激な縮小が起こっており、新型コロナが長期化すれば世界経済はデフレ真っ逆さまです。

 世界経済のデフレ化は日本にとっても最悪です。外需の減少を意味し、ただでさえデフレ構造の日本経済は、世界経済より深刻なデフレになる可能性が高いでしょう。
 経済の深刻なデフレ化で、以下のような現象が引き起こされます。

  1. 失業率の増加
  2. 賃金の低下
  3. 貧困と格差の拡大

失業率の増加と就職氷河期再び?

 デフレ化による失業率の増加は、労働市場の競争激化や買い手市場への変化を意味します。簡単にいえば「労働者の代わりはいくらでもいる状態」です。

 再び就職氷河期と呼ばれる、厳しい時代がやってくるかもしれません。

新型コロナによる内定取り消しに対するネットの声

 新型コロナの影響で内定取り消しになったことについて、ネット上では以下のような声が聞かれるようです。

そんな企業に就職しなくてよかったと肯定する声

  • たかだか1~2ヶ月で傾くような企業に就職しなくてよかった
  • 新型コロナの影響は確かに大きいが、このタイミングでの内定取り消しをするような企業は前途多難。そんな不安定な会社に入らなくてよかった

上記の主張に反発する声

  • 高々というがコロナの影響は甚大。中小企業もすごいダメージだぞ。今いる社員を守るために、やむなく内定取り消しをした企業に対して上から目線が不愉快。取り消された学生には同情する。
  • 今どき余裕のある会社なんてほとんどない。コロナ収束の判断が立たない以上、現雇用者を優先して守るのは当然の判断

 なお内定取り消しは法律違反である可能性があります。オンライン型労働組合「みんなのユニオン」は、内定取り消しなどについて相談が可能とのことです。

新型コロナで、就職氷河期 再び?内定取り消しや、不当解雇、賃金未払いに対抗日本初!無料の『オンライン型 労働組合』が始動
ユーチューバーNEXT株式会社のプレスリリース(2020年3月17日 13時00分)新型コロナで、就職氷河期 再び?内定取り消しや、不当解雇、賃金未払いに対抗日本初!無料の『オンライン型 労働組合』が始動

余裕がない日本経済へ新型コロナのダメージ大

 日本経済は、失われた20年といわれた時代を過ごしました。何が失われたか? 経済成長です。なぜ失われたか? デフレだったからです。

 この失われた20年を俯瞰すると、病的に効率化や合理化を求めてきたことがわかります。

  1. デフレで売り上げが上がらない、ないし価格競争に巻き込まれる
  2. コストカットでしか生き残れない
  3. よって効率化や合理化を極限まで推し進める

 上記のような循環です。効率化や合理化は人件費今で及びます。所得が減少すれば消費や需要も減少するので、さらに売り上げが上がらないというデフレスパイラルが発生します。

 効率化や合理化は、換言すればバッファをほぼ持たないことです。バッファとは余裕や遊びという表現が適切化と思います。
 余裕や遊びがないと、非常事態に対応する余力がなくなります。
 日本経済は効率性や合理性を追求するあまり、安定性や冗長性を失ってきたのです。

 諸外国では新型コロナの感染拡大で、大規模なダメージを受けています。日本で感染拡大が起こり、ロックアウトなどの処置がされるとさらに大きなダメージになるのではないか? と危惧します。

 新型コロナの経済損失やダメージが心配されるなかで、第二の就職氷河期の到来も危惧されています。どのようになるか不透明ですが、新型コロナが一刻も早く就職することを祈念します。

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