氷河期世代に朗報?就職氷河期世代の就職支援を2020年から実施

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 筆者は現在39歳で、今年10月末に失職したばかりホヤホヤの就職氷河期世代です。ニュースでは「就職氷河期世代支援! 就職氷河期世代の就職を国が支援する!」と報道されています。

 曰く「ハローワークで就職氷河期の世代限定求人で、377件の応募があった」「政府は3年間で30万人の就職氷河期世代を正社員化する」「2020年には1300億円の予算を投入する!」のだそうです。

 実態はどんなものか? 筆者にも関係のある話ですから、しっかりと深堀り解説します。

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氷河期世代を放置してきた日本、いきなり氷河期世代支援を決める

 バブル崩壊後から2000年代初頭あたりに社会に出た、現在35歳から45歳くらいまでが氷河期世代です。非正規雇用の問題などでたびたび、就職氷河期世代は話題を集めてきました。しかし政府が氷河期世代に、手を差し伸べることは1度もありませんでした。

 安倍政権も就職氷河期世代は、歴代政権と同じく放置でした。驚くべきことにここに来て、就職氷河期世代の支援が打ち出されたのです。

就職氷河期世代への就職支援内容はどんなもの?

 安倍政権が打ち出した就職氷河期世代の支援内容とは、どんなものでしょうか?

  1. 2020年度予算に1300億円
  2. 成功報酬型の民間委託事業が主。要するに「補助金を出すから、民間でなんとかしろ」
  3. 従来の雇用政策や高齢者・障害者支援と枠組みは変わらず

 正式な政府から出ている資料にも、目を通してみました。
就職氷河期世代支援プログラム(3年間の集中支援プログラム)の概要(内閣官房)

 内容は「柔軟かつ高度な戦略的判断で、物事を進めていく」です。要するに「まだ計画は決まっていない」という段階です。

 実際に報道でも現段階では、効果を疑問視する声も多いようです。

就職氷河期世代の本当の苦しい原因は「先立つものがない」

 報道ではいくつかの、典型的な就職氷河期世代の苦悩が紹介されています。2000年初頭から非正規雇用で教員、転職して就職するも2008年のリーマンショックで解雇され、そこからはその日暮らしで非正規雇用という例もあります。

 筆者は2004年の23歳で「あ、就職ムリポ……」と自営業をしました。16年近く頑張りましたが、先日あえなく倒産。現在はひとまず派遣でお金を稼いでいます。2020年に正社員になれるんやろか(笑)

 筆者は自営業だったのでやや例外ですが、一般的な就職氷河期世代の悩みは「先立つものがない」ではないでしょうか? 非正規や派遣には、正社員のような教育コストはかけられません。したがって非正規や派遣では、いつまでもスキルもキャリアも身につかないことが多い。

 スキルを身に着けようと、資格の勉強をするにも「先立つものと時間」が必要です。生活でいっぱいいっぱいの非正規や派遣に、そのような余裕があるのか? 相当疑問です。

 相対的貧困率を比較してみると、日本の相対的貧困率平均は15%強に対して、就職氷河期世代の男性の相対的貧困率は31.5%と跳ね上がります。
 2012年頃、単身女性の相対的貧困率の高さが話題になりました。それが約32%ですから、就職氷河期世代の苦しさが際立ちます。

斜に構えれば、また安倍政権お得意の「目玉政策の押し出し」では……

 安倍政権になってから、成果は出ていないのに消えていく「目玉政策」が目白押しです。「三本の矢(第二弾が特に)」「デフレ脱却」「戦後レジームからの脱却」「一億総活躍社会」「地方創生」etc……。

 就職氷河期世代への支援自体は、やらないよりやった方がいいに決まっています。しかし斜に構えてみれば、就職氷河期世代が安倍政権の人気取りに使われているだけ? という穿った見方もできます。

 人気取りだろうがなんだろうが、就職氷河期世代が少しでも救われるなら、それでいいのですが……。

就職氷河期世代支援のTwitterが開設

 就職氷河期世代支援では、Twitterを開設してたようです。10月8日が最初のツイートとなっています。開設してから2ヶ月ほどです。
参照:(19) 内閣官房就職氷河期世代支援推進室(@hyougakishien)さん / Twitter

 フォロワーは現在2400人弱ほど。ふと気になるツイートが……

 ためになりそうなマメ情報もあるようですので、とりあえずフォローしておきました。
 ツイートのペースは数日に1~数度程度です。有益な情報もあるかもしれませんので、気になる氷河期世代はフォローしておくべし。

我々、就職氷河期世代はどうすればよいの?

 就職氷河期世代は、不遇の時代を過ごしてきた人の割合が多いようです。そして今もまだ、不遇な人もいるでしょう。我々はどうしたら良いのでしょうか。

 雑誌などでよく「副業で月に○万円の収入!」(ほぼフリーランス的なやつ)という記事があります。先立つものがない氷河期世代としては、垂涎モノの記事です。確かに解決法にはなりえます。
 ただし最初の「時給換算して100円とか200円。下手したら0円という時期」を乗り切れればです。モチベーションが持つか! バカヤロウ! でございます(笑)

 そもそも現代の在宅副業の大半は、PCスキルが必要になります。

 日雇い派遣にしろフリーランス的副業にしろ、貴重な休みや睡眠時間を費やしてやれるかどうか? というハードルもあります。
 しかし挑戦してみる価値はあると、筆者は考えています。

 就職氷河期世代支援に批判・考察をしてみましたが、「乗っかってみる」のも1つの手です。まだ現段階で就職氷河期世代支援が、どのように展開していくのかはわかりません。
 引き続き、この話題を追っていきたいと思います。

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Muse

>就職氷河期世代は、不遇の時代を過ごしてきた人の割合が多いようです。そして今もまだ、不遇な人もいるでしょう。我々はどうしたら良いのでしょうか。

今でさえ、経済的に大変なのに、彼らが65歳あるいは70歳以上になって働けなくなったらどうなるか?失礼ながら、非正規雇用者(特に男性)の多くは結婚は難しいし、老後の金融資産を十二分に貯めるのも(働きながら親と同居し、親が死ぬまでスネかじり状態を続けない限り)不可能に近い。

要するに、金なし、家族なし状態で老後を迎え、そうなればほぼ確実に大量の生活保護受給者(50万人くらい?)が発生する。さらに後進国からの移民の激増によって、国内外の大量の貧民達が「生かさず、殺さず」の国の政策の犠牲となり、貧民地区で生き地獄の日々を送る。一方、一部の富裕層たちは、有り余る金で悠々自適の生活を送る。

今ではまだ想像もつきませんが、ひょっとしたら、高齢者の安楽死政策が実行され、「生活や病気などで苦しくて死にたくなった高齢者は希望すれば誰でも(国が設置した施設内で)安楽死できる社会」が実現するかもしれません。これにて日本社会のディストピア状態完成。

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