「政治なんて面白くない」と思っている人に朗報。国会で喜劇が、演じられているようです。
「面白くして笑かしてやろう」は芸です。喜劇とは演じている本人が、真面目であるからこそ面白いのかもしれません。
安倍総理が桜を見る会で珍答弁「募ってはいるが募集はしていない」
2020年1月28日の衆院予算委員会で、共産党の宮本徹議員の質問に珍答弁がなされました。
桜を見る会+観光ツアーの参加を募る文章が、安倍総理事務所から地元の支持者に送られていました。これを宮本徹議員が「この文章は見たことがなくても、いつから募集していると知っていたんですか?」と質問。
これに対し安倍総理は「私は、幅広く募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった」と答弁。
これに対して宮本徹議員は「募るという字は募集の募ですよ。募ると募集は一緒の意味ですよ」と優しく諭してあげたのだとか。
安倍総理「募ってはいるが募集はしていない」ポルナレフ「出番か……」
「安倍総理は
桜を見る会の募集をしたと思ったら
いつのまにか募っていた」
な……何を言っているのかわからねーと思うが
おれも何をされたのか わからなかった……
頭がどうにかなりそうだった……言語明瞭意味不明だとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…
Twitterでは一時的に「募ってはいるが募集はしていない」がトレンドワードに
筆者も実はリアルタイムで見ていたのですが、Twitterでは「募ってはいるが募集はしていない」がトレンドワードになりました。
以下、Twitter民の反応。
コメントの色は2つに分かれていて、1つは安倍総理不支持のガチ勢。もう1つは茶化しながらも皮肉るエンジョイ勢。
最後に筆者のように「明日の記事ネタができたわ」と考えている、ブロガー勢。多分記事にしてるの、筆者だけかもしれませんが(笑)
Twitter民が安倍総理の「募ってはいるが募集はしていない」で大喜利を始める
トレンドワードになっただけでは、Twitter民は満足しなかったご様子です。「安倍首相、桜を見る会で「募ってはいるが募集はしていない」と答弁。Twitterでは大喜利に」とニュースになる勢いで、大喜利まではじめました。
少しだけ真面目に「募ってはいるが募集はしていない」を考えてみる
ちょっと真面目に、安倍総理の「募ってはいるが募集はしていない」を考えてみます。
安倍総理がなぜ珍回答の「募ってはいるが募集はしていない」を言ってしまったのか?
- 別の意味で「募る」を使ったが、伝わらなかった
- 募ると募集が同じ意味だと知らなかった
- 言葉さえ変えればごまかせると思っていた
- ますますはげしくなる。激化する。「風が吹き―」
- 広く招き集める。募集する。「同志を―」
安倍総理が1.の意味で使用した可能性は、あるのでしょうか。
「(一緒に桜を見る会に行きたいという気持ちは)募ってはいるが、募集はしていない」
無理です。紙で募集してますものね。
つまり「正しい日本語で、意味が通じなかった」という可能性はなくなりました。
では「募る」と「募集」が同じと知らなかったのでしょうか? ほとんどの人はそう受け止めているみたいですが、一応あれでも日本の総理ですよ? エリート中のエリートです。知らないなんて、そんなはずが……あるから怖いのですが(笑)
言葉とは思考と直結しています。そこから推察するに安倍総理の頭の中では「募集=営利的な行動」「募る=自発的で慕われる的な意味」と”イメージしていた”のではないでしょうか。
しかし言葉の定義すら曖昧な安倍総理は、非常に危うい政治家です。言葉を定義できないとは、現実を認識できないと「同義」なのですから。
まとめ「募ってはいるが募集はしていない」を流行語大賞候補に
Twitter民が大張り切りで「募ってはいるが募集はしていない」を拡散し続けています。国会答弁を普段見ない方も「え? こんな面白いこと、国会でやってるん?」と感じたのではないでしょうか。
まあ、ぶっちゃけていえば筆者は「どうにもならんので、笑うしかない」というのが正直気持ちですが(笑)
現在の日本の景気や政治は、考えれば考えるだけ深刻です。ですのでときどきはこうして、安倍総理を笑い飛ばしたりすることも必要ではないでしょうか。
ユーモアを忘れてしまえば、人間は悲嘆に暮れてしまうだけなのです。
マーク・トウェインとガンジーの名言をご紹介して、シメとしましょう。
ユーモアの源泉は歓びにあるのではなく、悲しみにある。
天国にはユーモアはない。
もし、私にユーモアがなければ、これほど長く苦しい戦いには耐えられなかったでしょう。
>まあ、ぶっちゃけていえば筆者は「どうにもならんので、笑うしかない」というのが正直気持ちですが(笑)
いや、全く笑う気持ちにはなれないですね。むしろ、国会中継を通じて、こんなバカが憲政史上最長の政権を誇っているという現実が全世界の国民に放送されたということです。ということは、仮にも代議制の民主主義体制をとる国家において、こんなヤツを支持し続けてきた「日本国民の大恥が改めて世界中に晒された」ということを意味します。要するに、日本人は世界にも類例のないほどの大バカ民族であると。
話を元に戻すと、安倍晋三は「すべからく」を「すべて」の意味で使うなど、中学生レベルの基本的な国語力・漢字力すら欠如している。適菜収さんは、これは「日本語に対する謙虚な気持ちや祖国に対する愛着が欠けていることの現われである」と述べています。
このように政治家としてはもちろん、一人のまともな成人としても知性・品性・人格すべて最低最悪のクズの中のクズ野郎をいつまでたってものさばらしているのは、(直接的には政権与党支持者と、政治的無関心で投票を棄権する奴らだが)国民一人一人であるという自覚を持つべきです。その上で、一日も早くこのクズ一味を政権の座から引き摺り下ろすべき。
私けっこう「もう知らん、わっはっは」派なのです(笑)
という話はワキに置いて……。
安倍政権の長期化は、本当に日本の民主主義ってどうなんだろう? と疑問を抱かせてくれますよね。
こりゃ英語教育の前に絶対に国語教育を優先しないとダメですね❗
英語の原文どころか日本語訳の書類すら読めなさそうです。
国語教育、必須で優先ですね~。特に安倍総理には(笑)
そういえば施光恒さんも、英語科は愚民化の中で「国語教育、超大事!」と言ってました。