しつこい大阪都構想2020に住民投票でサヨナラして大阪を良くできるか?

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大阪都構想での大阪維新の会、橋下徹「財政効果なんて意味がない」

 2020年、大阪都構想がまたもや住民投票される予定です。しつこいねん! と多くの人が思うことでしょう。

 なぜまた大阪都構想なのか? どうしてこんなにしつこいのか? など大阪都構想2020住民投票に向けて、復習と予習をしておきましょう。

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大阪都構想2020とは

 大阪都構想は2011年の大阪ダブル選で、橋下徹知事(当時)を始めとする大阪維新の会から打ち出されました。大阪都構想の全容は「大阪市を廃止・解体して特別区に再編すること」です。
 なぜ大阪市を解体するのか? について、多くのメリットが喧伝されました。

  1. 二重行政の解消で行政コストの大幅な削減が可能→嘘でした
  2. 大阪都構想で大阪市は解体しません→大嘘でした
  3. 大阪都構想で広域行政がスムーズになる→ならない可能性が非常に高い
  4. 大阪都構想で大阪が豊かになる→大阪市解体で豊かになる理屈はありません
  5. 住民サービスがよくなる→予算が削られて悪くなる可能性のほうが高い

 実際には反論可能、もしくは嘘とデマばかりでした。とくに大阪都構想2015の住民投票では、大阪維新の会と橋下徹の嘘とデマが大阪中を覆いました。

特別区が5から4に変更された意外、大阪都構想2015と変化なし

 大阪都構想2015と、大阪都構想2020の違いは何でしょうか? 2015年案では特別区が5つでしたが、2020年案では4つになりました。
 大きな違いは本当に、これだけです。

 2015年に否決された大阪都構想を、小手先の変更でまたもや提出してきたのが大阪都構想2020です。

公明党が大阪都構想支持に鞍替え

 大阪都構想2020では、公明党が大阪都構想支持に鞍替えしました。コウモリな公明党らしい、といえる判断でしょう。
 公明党が不支持から一転して支持になったのは、大阪維新が選挙での圧力をちらつかせたからといわれています。公明党の選挙区に、大阪維新の候補を立てるぞ? との脅しが効いたようです。

空っぽの大阪都構想は大阪維新のメンツでしつこい

 大阪都構想には、メリットは全くありません。ではなぜ大阪維新の会は、大阪都構想をこれほどまでに推進するのでしょう。

 大阪都構想はすでに「政策」ではなく、大阪維新の会のアイデンティティになっています。大阪都構想が否決される=大阪維新の否決に等しいのです。だからこそ大阪維新の会は、大阪都構想をしつこく通そうとしてきます。

何回も否定されたのにしつこい大阪都構想

 大阪都構想はこれまで、2度否決されています。1度目は2014年に、大阪市議会で否決されました。そして2度めは2015年の大阪都構想住民投票でです。

 10年に満たない間に2度も否決され、そしてまたや住民投票です。しつこいと言われて当然です。否決された経緯について、詳しくは以下をご覧ください。

2015.5.17大阪都構想住民投票はシルバーデモクラシーだったのか?

 2度も否決された! しつこい! と言うと、賛成派は必ず「2015年の住民投票はシルバーデモクラシー」「大阪市議会は既得権益」という呪文を唱えます。本人たちが意味をわかって言っているのかどうか? は不明です。

 仮に2015年の大阪都構想住民投票がシルバーデモクラシーだったとすれば、2020年もそうなるはずです。それは良いのでしょうか?
 また2015年の住民投票は、明らかにシルバーデモクラシーではありません。

 薬師院仁志氏の研究でも、それは明らかです。
参照:5.17「投票率66.83%」の意味二度目の住民投票の危険性 薬師院 仁志帝塚山学院大学教授・社会学

 上記によれば「住民投票より、橋下徹が当選したときのほうが高齢者の投票が多い」のです!

解説
  1. 2011年の大阪ダブル選では、若い人たちは投票にいかなかった→高齢者の投票割合が多くなる
  2. 2015年の大阪都構想住民投票では、若い人たちが投票に行ったからこそ投票率66.8%と高くなった
  3. 若い人たちが多く投票して、結果として大阪都構想は否決された。シルバーデモクラシーであるはずがない

しつこい大阪都構想がまた2020年11月に住民投票

 大阪都構想2020が住民投票になるのは、100%公明党が大阪都構想支持に回ったからです。大阪の公明党はこの判断で、将来に重大な禍根を残すことになるでしょう。
 公明党が大阪都構想の賛成に転じたのは、選挙圧力によるものです。公明党の賛成で、大阪府市両議会の過半数が大阪維新勢力になりました。

 大阪都構想の住民投票は府市両議会の賛成が必要です。しかしどちらも2019年の大阪ダブル選+地方統一選で、大阪維新が勝利しています。2020年11月に大阪都構想の、住民投票が実施されるのは確実な情勢です。

大阪ダブル選と大阪都構想の民意のねじれと大阪人

 筆者は生まれも育ちも大阪です。生粋の大阪人ですが、言わせていただいます。大阪人ってアホやろ。

 2019年の大阪ダブル選および地方統一選で大阪維新が勝てば、大阪都構想が復活するのは目に見えていました。「大阪の世論は大阪都構想! 公明党は世論に逆らうのか!」というわけ。逆に大阪維新の勢力が衰えれば、上記のような圧力は存在しなかったのです。

 結果どうなったか? 大阪人は大阪維新に勝利を与えたのです。それはすなわち、大阪都構想への賛成票とも言えます。大阪人は「大阪市をかいたいしてまえ!」と投票したのです。アホやろ?

 大阪都構想が本当によくできたものなら、どうして「他の都道府県で同じような案」が出てこないんですか。他の都道府県の人らは、実は知ってます。大阪都構想なんてろくでもないものであることを。
 知らないのは大阪人だけというわけ。

大阪維新・橋下徹・松井一郎の嘘八百

 大阪都構想2015の住民投票のとき、橋下徹と大阪維新はこれでもか! というほど、デマを垂れ流しました。下記のポスターを見れば、一目瞭然でしょう。

大阪都構想2011の大阪維新デマ ポスター

 また松井一郎市長は【無法地帯・大阪】前回の住民投票で維新・松井一郎・現大阪市長は都構想「反対多数なら民間人に戻る」 橋下徹・大阪市長(当時)は「1回限り」「政界引退」 – Togetterによれば、大阪都構想が可決されなければ民間人に戻ると断言していました。橋下徹は「住民投票は1回限り!」と連呼していました。2015年は「最後のチャンス!」だったはずなのです。

 たった5年でよくもまあ、いけしゃあしゃあと住民投票を蒸し返すものです。大阪維新の会は厚顔無恥、嘘つきの集団です。

2020年11月に住民投票予定。結果はどうなるか?

 2020年11月の住民投票は、ほぼ確実な情勢です。では結果はどうなるか? 筆者は非常に悲観的に予測しています。なぜなら2019年の大阪ダブル選および、地方統一選で大阪維新が勝利したことでほぼ方向性が決定づけられたからです。

 2015年になんとか踏みとどまった大阪都構想は、もはや止められないのではないか? と考えます。なぜなら……2020年は全国的に景気が悪くなります。とすれば、大阪人にとって大阪の泥沼な状況がさらに深まったと感じられることでしょう。
 このようなときに「今は我慢だ」と動かないことは、非常に辛抱を要します。むしろ苦しいときに「改革! 大阪都構想!」とかやっちゃうほうが、楽なんです。結果が最悪になろうがどうしようが。

 したがって2020年大阪都構想住民投票で、大阪市民が大阪都構想を否決できるか? と問われれば「おそらく無理だろう」と予測します。

 この予測が当たらないことを祈念します。

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Muse

>筆者は生まれも育ちも大阪です。生粋の大阪人ですが、言わせていただいます。大阪人ってアホやろ。
>結果どうなったか? 大阪人は大阪維新に勝利を与えたのです。それはすなわち、大阪都構想への賛成票とも言えます。大阪人は「大阪市をかいたいしてまえ!」と投票したのです。アホやろ?

全くそう思います。何しろ橋下徹という人物のいかがわしさはいくら語っても語りきれないほど。こんな輩が作った大阪維新こそ、ありとあらゆるウソ、デマ、プロパガンダを垂れ流して大阪市政をめちゃくちゃにしてきた最低最悪のならず者詐欺師集団。

安倍政権が日本最大の”反社会的勢力”だとすれば、維新は大阪最大の”反社会的勢力”だといえる。昨日のエントリーでは、ネトウヨ、大衆愚民(B層愚民)、インテリ愚民(A層愚民)どもが日本を滅ぼす元凶だと言いましたが、いまだに懲りずに松井一郎や吉村洋文のような維新のクズどもをのさばらせている大阪市民は大阪を滅ぼす元凶であり、さしずめ、ローカル版の愚民の典型。

何故、大阪市民はここまでバカなのか?ヤンさんからの分析をお願いします。

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