自民党発行のネトウヨ冊子情報元、テラスプレスを徹底解析!

テラスプレスのスクリーンショット

 【自民党】所属議員も鼻白む 自民党“ネトウヨ冊子”配布で参院選対策|日刊ゲンダイDIGITALで報じられた、テラスプレスが話題になっているようです。
 私も自民党がネトウヨ冊子配布-ニュースサイト・テラスプレスがググれないという記事を書きましたが、追加でいろいろと調べました。

 ……調べれば調べるほど、非常に胡散臭いのです。
 他記事が調べた情報と、筆者独自で調べた情報を掲載し「なんだかおかしくね?」と解説します。

 結論を先に述べれば、terracePRESS | テラスプレス – 報道では見えない事実に光を –は「自民党の情報ロンダリングの疑義が非常に濃厚」です。

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BUZZAPが調べた、テラスプレスの情報の要旨

 DAPPIの再来?自民党が正体不明の野党叩きメディア「テラスプレス」を冊子化、参院選対策用に議員らへ配布 | BUZZAP!(バザップ!)にて、記事が読めます。
 現在テラスプレスに言及しているのは、当ブログ、日刊ゲンダイ、BUZZAP、ゆるねとにゅーすくらいです。
 上記記事の要旨をまとめます。

  1. 日刊ゲンダイの記事だが、自民党議員も冊子を受け取ったとツイートで事実と確定
  2. テラスプレスは、ググっても出てこない
  3. テラスプレスには広告が1つもない(私も書いた点です)
  4. 連絡先や問合せも掲載なし(日刊ゲンダイ)
  5. Twitterのフォロワーも極めて少ない(2019年6月19日時点で57名©私。ネトウヨ臭のするフォロワー多め?)
  6. Twitterアカウントの位置情報は皇居、国会議事堂、首相官邸、霞ヶ関官庁街、自民党本部のある「Chiyoda-ku, Tokyo」
  7. 石破茂タグが存在し、4記事にわたって批判している→熱烈な安倍政権支持者サイト?
  8. テラスプレスがニュースサイトのはずなのに、noindex(グーグルの掲載拒否)をしている

私が調べた、テラスプレスの新情報

 いくつかテラスプレスのソースコードや、MOZでの解析などで調べましたところ、なかなか興味深いことが判明しました。

ドメインパワーがわずか3で、被リンクは当然0

テラスプレスのドメインパワー

 上段部分の「MOZ」を見てください。DA(ドメインオーソリティ―、日本ではドメインパワーと呼ばれる。ドメイン戦闘力みたいなもの)が3です。グーグルに公開してないので、当然ですが。
 また被リンクも当然ゼロです。

 ニュースコラムサイトとしてメジャーではないと思われるアゴラですら、DAが52、被リンク8万弱です。日経新聞などはDAは92です。

メタディスクリプションを書いていない

テラスプレスのメタディスクリプションの解析

 メタディスクリプションは「このサイトは、こういうサイトだよ」という説明です。トップページがググられたときに、その説明がGoogleに表示されるわけです。
 これがテラスプレスでは、入力されていません。なぜか? 答えは簡単。「最初からGoogleで公開する気がなかったから」でしょう。

テラスプレスの使用テーマはWordPressのALBATROS(7980円)

テラスプレスのソースコードフッター

 赤線部分は、WordPressのALBATROSというテーマを使用していることを示します。ブログデザインなどを、テーマは担当します。

 このALBATROS、有料系テーマの中でも「最強の一角を占める」と評判のあるものです。当然お値段も高い。7980円です。
販売元:WordPressテーマ「アルバトロス」

 サイト運営にはサーバー料金、ドメイン料金もかかります。テラスプレスが使用しているXサーバーは初期費用3000円、月額1000円のサービスです。
 さらに! .pressドメインは9180円/年です。普通のドメインはおおよそ1000円~3000円/年ほどですから、.pressドメインは「高額ドメイン」といえます。

 テラスプレスは初期費用で約33000円ほど、かかっている計算になります。個人サイトなら、かなり気合の入った金額です。
 ランニングコストは21000円/年ほどでしょうか。
参照:
pressドメイン登録 (gTLD) | 世界のドメイン取得、コンサルティングならGonbei Domain(ゴンベエドメイン)
X10プラン – 料金 | レンタルサーバー【エックスサーバー】

 なお、文章の癖などから「すべての記事は、1人の個人が書いているのでは?」と推測します。

衝撃の事実! アクセス解析が入っていない

 テラスプレスのソースコードを調査してましたら、アクセス解析が入っていないことが判明しました。
 それらしきjavaScriptはなし。Google Analyticsも入っていません。

テラスプレスの文章は、主張はともかく文章のレベルが高い

 terracePRESS | テラスプレス – 報道では見えない事実に光を –で記事を読んでもらえれば理解できますが、主張はともかくとして、文章は新聞の社説レベルでは? と思われます。間違いなく、素人ではありません。
 内容にしても見てみたい首相の逆質問 | terracePRESSで、書き出しがこうです。

党首討論が6月19日、昨年6月以来1年ぶりに開かれる。今の国会では初開催となる。

党首討論は、イギリス議会のクエスチョンタイムをモデルにしたとされ、1999年11月10日の第146回国会で、自民党の小渕恵三首相と野党党首で初めて行われた。皮切りになったのは、当時、民主党代表だったあの鳩山由紀夫氏だ。

 普通のブロガーレベルではありません。文章をググってみましたが、パクリでもありません。

 1つの記事はおおよそ、1000文字~1500文字以内にまとめられており、原稿用紙3~4枚以内にまとめられているのだろうと類推します。
 私でも記事は2000文字~5000文字ほどと幅広くなり、テラスプレスのようにコンパクトに纏めるのは相当のレベルです。
 コンパクトに、上手くまとめるのは本当に難しいはずです。

 テラスプレスこ文章のレベルを推察するに、1つの記事に2~3時間は最低でもかかっていると思われます。
※1記事に5~8時間かかっているとしても、私の経験上、不思議ではありません。

 これだけ文章力の高いブログは、ネトウヨブログで見たことはありません。

テラスプレスのありえない運営の仕方

 ひとまず、情報をまとめます。

  1. テラスプレスは、開設当初から公開を前提としていないとしか思えない
  2. ゆえに広告もないし、マネタイズ(収益化)もしていない。アクセス解析すら入れていないしnoindexだ
  3. 初期費用、ランニングコストが個人サイトとしては高額である
  4. 公開もしない記事に、時間がかなりかかっているはず。文章レベルは相当高い。
  5. 運営は確実に赤字だ
  6. 所在地はTwitterによれば、東京都千代田区(自民党本部あり)

 一般的な……いえ、どのようなブログであれこのような運営の仕方は、ありえません。ニュースサイトを名乗るなら、なおさらです。

 ウェブの専門家として断言します。かなり異常なサイトです。

ところで自民党本部は、どこでテラスプレスを知ったんだ?

 Googleに公開されていないですし、そもそもTwitterもフォロワーが数十人レベル。紙媒体にも露出してないよう。
 私も日刊ゲンダイの記事がなければ、一生このテラスプレスを見ることはなかったでしょう。

 ところで――自民党本部は冊子にするとき、テラスプレスをどこで知ったんだ?
 通常、日刊ゲンダイの報道前に、テラスプレスを知れる手段はネット上では「ほぼ存在しなかった」と断言できます。被リンク0でしたし。

 したがって冊子にできたのは、テラスプレスの中の人が「自民党本部の中の人」、もしくは「自民党の関係者」以外に考えにくいでしょう。
 ないし、自民党が「依頼を出して作らせた」か。

 テラスプレスは日刊ゲンダイの報道前、アクセス数は限りなくゼロだったはずです。
 テラスプレスの総記事数は「147記事」です。1記事の平均文字数はおよそ1000~1200文字程度でしょう。

今月10日ごろから自民議員の元に「フェイク情報が蝕むニッポン トンデモ野党とメディアの非常識」と題された冊子が送り付けられている。縦21センチ、横15センチ、厚さ5ミリ程度の装丁で、全142ページ建て。

【自民党】所属議員も鼻白む 自民党“ネトウヨ冊子”配布で参院選対策|日刊ゲンダイDIGITAL

 一般的な文庫本は、測ったところ横10cm、縦17.5cmほどです。冊子は横1.5倍、縦1.2倍ほどになり、一般的な本の1.8倍ほどの文字数になります。

 ……あれ? 一般的な文庫本は1Pで600文字程度だそうですから、自民党の冊子が同じ文字の大きさだとすると1080文字入ることに。
 ちなみにテラスプレスの2019年6月10日の記事数は「ちょうど142記事」です。冊子も142ページ。
 もちろん、冊子準備にも時間がかかったでしょう。しかしテラスプレスの記事平均1200文字と考えると、あまりにも「ちょうどよい文章量」ではないでしょうか?

 状況証拠はほぼ「安倍総理を褒め称える文章を、ニュースサイトと称して作成し、ニュースサイトから自民党議員に冊子として配られた」と指しています。
 簡単にいえば、情報ロンダリングではないか? という疑義が情報証拠からは濃厚です。

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7 Comments
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Muse
5 年 前

>したがって冊子にできたのは、テラスプレスの中の人が「自民党本部の中の人」、もしくは「自民党の関係者」以外に考えにくいでしょう。 ないし、自民党が「依頼を出して作らせた」か。

>状況証拠はほぼ「安倍総理を褒め称える文章を、ニュースサイトと称して作成し、ニュースサイトから自民党議員に冊子として配られた」と指しています。 簡単にいえば、情報ロンダリングではないか? という疑義が情報証拠からは濃厚です。

仰る通り、それ以外に考えられませんね。
さて、このサイトの実態と状況証拠をもとに、反自民・反公明の野党勢力(但し、維新を除く)が反安倍政権のキャンペーン活動をやってくれれば、参院選で多少有利になるでしょうか?ただ、検索エンジンにも引っかからないサイト運営であり、あくまでも身内の議員向けの情報提供用なので、世論誘導の状況証拠とは認め難いところですが。

くえんと
5 年 前

何処にも道が繋がっていない小屋の所在地を知っているのは、小屋を建てた本人以外には居ない気がします。

阿吽
5 年 前

個人的に思う所は・・・、『お粗末だなあ』っていう印象ですね・・・。

ロンダリングしようが何しようが、全自民党議員にこれの冊子を配れば、遅かれ早かれこの正体不明のテラスプレスというサイトに行きつくのは、こんなの間違いないじゃないですか・・・。

いくら今の自民党が安倍一強とは言え、非主流派の議員がこんな冊子をもらえばそりゃあメディアに見せますよ・・・。

で、こんな正体不明のサイトの記事を喜んで冊子にしてるって、半分バカにされながら記事にされるんです・・・。

こういうことになるに決まってるじゃないですか・・・。

それを今の日本の中枢にいる人間『達』は、ある意味ではきちんと把握ができなかったということです。(まあなんかやっときゃいいだろぐらいの精神で・・)

くだらなさすぎて、天を仰ぎたくなる気分ですよ・・・・・σ(ーー;)

今の日本のかなり中枢の部分の知性のレベルは、かなり落ちていると言わざるをえないですね・・。

テラスプレスの意図目的の件
4 年 前

日刊ゲンダイ様へテラスプレスの所在地ならびに、代表者と冊子発刊の意図、安倍晋三首相などとの関連・関係?は、