ブログを書いているけど、イマイチ文書力に自信がない。そんなあなたのためにこの記事を書きました。
ブログで役立つ文章力をブログで身につけましょう。
最初に結論を言います。ブログで求められる文章力とは「シンプルな文章を書く力」です。きらびやかな語彙も、艶やかな表現も必要ありません。
文章力を身につければブログだけでなく、さまざまな場面で役立ちます。この記事を読んであなたも文章力を身につけましょう。
ブログで必要な文章力とは
紙媒体とWeb媒体では必要な文章力が違います。多くの人は「文章力」と聞くと、紙媒体での文章力をイメージします。
紙媒体での文章力を身につけるのは大変。しかしWeb媒体の文章力は簡単に鍛えられます。
紙媒体「情報濃度を濃くする」
紙媒体の文章力は情報濃度にこだわります。紙媒体はだいたい有料ですから、情報濃度が薄いと読者に納得感を与えられません。
加えて紙媒体は紙面が限られるため、改行や空白は無駄と見なされます。
Web媒体やブログ「ストレスなく興味を持たせる」
ブログは無料で読めるため「興味」「ストレス」の2つがポイントになります。いかに興味を抱かせストレスを少なくするかが、Web媒体で求められる文章力です。
またWeb媒体の場合、紙面に限りはありません。改行や空白を入れてストレスを軽減させる方法が採られます。
興味を持たせる文章力3つのポイント
いくらストレスのない文章でも、興味を持たれなければ無意味です。興味を持たれるための3つのポイントを解説します。
タイトルの引きとインパクトを持たせる
タイトルの引きやインパクトはとても大事です。Web媒体やブログでのタイトル文字数は、一般的に32文字以内とされます。Googleが検索で表示する文字数が32文字だからです。
32文字以内でインパクトや引きを作りましょう。さらに記事内容を端的に読者に伝える必要もあります。
インパクトや引きを作るテクニックはいくつもあります。代表的なテクニックは「簡単」「わかりやすい」「プロが教える」などの言葉で修飾したタイトル、もしくは「3つのポイント」などの数字を使ったタイトルです。
導入で読者を引きつける
文章の導入は本文でもっとも大事な部分です。導入で文章が読まれるかどうか決まります。
「この記事は読者にどう役立つのか?」を伝えるのが導入の役目です。
導入は最初に書く人が多いですが、最初に書くのはNG。記事の最後に書きましょう。その方が記事の全体像がわかっているので、より魅力的な導入を書けます。
構成で記事内容をはっきりさせる
記事を書くときに、箇条書きでもいいので構成を作りましょう。構成があると文章が整理され、どこで何を伝えるのかはっきりします。
文章全体の魅力も伝わりやすくなります。構成は小説のプロットや、映画の原作と同じように大事です。
ストレスを抱かせない文章力9つのポイントの
ストレスを抱かせない文章のコツは「とにかくシンプル」です。シンプルな文章を書ける人こそ、文章力の高い人と言えます。
校正は必ず2回
ブログ記事を書いた後での校正はついついサボりがち。
筆者もよくサボりたくなります(笑)
しかし誤字脱字はもちろんですが余計な修飾語や接続詞、回りくどい表現などを校正で削ったり修正したりしましょう。
よりシンプルで完成度の高い文章に仕上げてください。
読み直すと違和感のある部分、不自然な部分が見つかります。そういった部分だけでも修正しましょう。
校正は2回以上が効果的。1回目で見落とした部分も、2回目でほぼ修正できます。
余計な単語を削る
校正でもっとも必要な作業は「余計な語句を削る」です。書いたばかりに文章には必要のない修飾語や接続詞、指示語などの贅肉が付いています。
校正で贅肉をそぎ落として磨き抜かれた文章にしてください。「とにかくシンプル」を心かげて、余計な単語をそぎ落としましょう。
回りくどい表現を修正する
回りくどい表現も修正候補です。
- 回りくどい表現は、余計な言葉を文末に接続することで生じるようです。
- 回りくどい表現は、余計な言葉を文末に接続して生じます。
「~のようです」「~かもしれません」などは回りくどい表現で多用されます。こういった表現が癖になっている人も多いでしょう。
言い切ることを意識すると治しやすいです。
係り受けの距離を近づける
主語と述語の距離を近づけることで、文章はわかりやすくなります。
- 文章は、主語と述語の距離を近づけることでわかりやすくなります。
- 主語と述語の距離を近づけることで、文章はわかりやすくなります。
前者より後者の方がわかりやすい文章です。ちょっとした違いですが、一文が長い場合は特に気を付けましょう。
「という」「こと」「なります」は最小限に
「~という」「~すること」「~になります」は便利でついつい多用しがち。しかし文章を冗長にする要因の1つです。
「~という人がいました。そこで~ということを言いました」のように多用すると読みづらいです。最小限の使用に留めましょう。
こそあど言葉・指示語はできるだけ使わない
「これ」「それ」「あれ」「どれ」をこそあど言葉・指示語と言います。こそあど言葉は多用しすぎると「どれがそれで、あれなのか?」と混乱します。
こそあど言葉も最小限にしてください。
無意味な修飾語は削除する
修飾語もついつい多用してしまいます。
- 基本的には問題は一切ありません。
- 問題ありません。
後者のように端的に言い切ると、文章として締まります。
冗長な表現の多くは「言い切る怖さ」が原因です。「違っていたらどうしよう……」と考えることで冗長な表現を使用してしまいます。
言い切ることになれてくださいね。
接続詞は少なめを心がける
接続詞は少なめが望ましいとされます。特に「また」は、必要のない場面でも多用しがちです。
僕はカレーを食べに行きたいと言いました。また、彼女はそれでいいと頷きました。また、外食するのは久しぶりなので楽しみです。
「また」を多用しがちな人は「また」以外の接続詞で代替してみましょう。「一方で」「他方」「加えて」「さらに」「なお」などで代替できます。
シンプルでわかりやすい文章がいい文章
ブログの文章力を向上させたいなら「とにかくシンプル」を心がけてください。どんな技術でもシンプルこそもっとも難しく、極め甲斐があります。
きらびやかな語彙や艶やかな表現より、シンプルでストレスのない文章を目指しましょう。
ブログは文章力向上に最適
私たち一般人が使う文章は伝わりやすさが大事です。ブログの文章力が向上すると、さまざまな場面で役立ちます。
文章力を鍛えるにはブログが最適。ブログの文章力向上をブログで行うことで、多くの効果が得られます。
読者に読んでもらうから成長する
文章とはコミュニケーション手段です。したがって誰にも読まれない文章は価値がありません。
誰にも読まれない文章は文章力の向上につながりません。
ブログなら読者に読まれ、反応もあります。
誰かに読んでもらうなら、ブログがもっとも効率的で簡単です。
過去の文章を読み返せる
書いた文章を簡単に読み返せるのもブログの利点です。例えば1年前に書いた文章を読み返して、自分の文章力がどの程度成長したか確認できます。
他にも数日前の文章を見返すと、不思議と修正点がいくつも見つかります。書いた当初より冷静に文章を読めるからです。
文章を読み返して、効果的に文章力を向上させましょう。
文章を書く習慣ができる
ブログは文章を書く習慣を身につけやすいです。読者が待っているとの義務感や、読者とのコミュニケーションの楽しみが執筆を後押ししてくれます。
ブログが習慣化すれば文章力がぐんぐんと向上します。ぜひ、習慣化するまで続けてくださいね。
まとめ
シンプルな文章こそが文章力向上のキーワードです。読者にストレスを与えない文章を書くには、とにかく校正と修正が肝要です。
この記事の内容を意識すると、最初は非常に窮屈で書きにくいでしょう。しかし徐々に慣れて文章の型ができ、自然とシンプルな文章を書けるようになります。
文章力はブログだけでなく、さまざまな場面で役立つスキルです。しっかり身につけてくださいね。