アニメ「暗殺教室」の評価と感想-エキセントリックだけど王道!

 アニメ「暗殺教室」を先日、Amazon Prime Videoで無料視聴しました。1期22話、2期25話の感想と評価をまとめたいと思います。

 暗殺教室と言えばマンガが原作ですが、実写版の映画にまでなりました。アニメの評価はもちろんですが、マンガや実写映画の評価についても後半で触れます。

 暗殺教室の評価を一言にすると「エキセントリックだけどコメディ強めの王道展開で面白い!」です。基本、ストレスフリー、バッドエンドなしで見られる安心系アニメ。

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基礎情報

 原作者は松井 優征(まつい ゆうせい)です。暗殺教室はもともとマンガで、2012年~2016年まで週刊ジャンプで連載していました。

 松井 優征の代表作としては他に「魔人探偵脳噛ネウロ」が有名です。こちらもかなりエキセントリックなマンガで、オリジナリティにあふれまくっています。
 松井 優征の作風はエキセントリックな設定や演出です。本人談では「エキセントリックは王道を光らせるため」とのこと。

 アニメの暗殺教室は2015年6月からフジテレビなどで放送されました。1期22話、2期25話できれいに完結しています。

主要登場人物

 暗殺教室の登場人物はとにかく多いです。下手しなくても50人は軽く超えます。そこで主要な登場人物のみ紹介します。

殺せんせー

 殺せんせーはマッハ20で動く触手を持った超生物。月を破壊した犯人とされており、軍隊が殺そうとするも殺せませんでした。
 月を破壊した後、「来年3月までに自分を殺せなければ地球を破壊する」と宣言。
 さらに、なぜか進学校「椚ヶ丘中学校」の落ちこぼれクラス、3年E組の担当をしたいと防衛省に打診します。

 暗殺教室の主人公だとwikiで初めて知る筆者。主人公は渚だと思ってました……。

 殺せんせーは自分を暗殺させることを通じて生徒を教育します。生徒たちも徐々に殺る気満々に。さまざまな暗殺を殺せんせーに仕掛けます。

 巨乳好き、慌てるとテンパるなど数々の弱点を持ちながらも殺せないので、生徒の茅野 カエデから「殺せない先生」ということで「殺せんせー」と名付けられます。

 殺せんせーの暗殺には賞金100億円がかけられます。後に300億円にアップ。

烏間 惟臣(からすま ただおみ)

 防衛省臨時特務部所属の男性自衛官で3年E組に殺せんせーを連れてきた人物。堅物で真面目、生徒にまっすぐと向き合う好漢。
 なお、戦闘能力ではおそらく人類最強の部類です。

 途中から副担任となり、生徒からは烏間先生と呼ばれます。生徒と殺せんせーの暗殺を通じて信頼関係を深め、ときには防衛省より生徒側に立つことも。
 堅物なのにびっち先生と最後は結婚。「うらやまけしからん!」とブーイングした視聴者がいたとかいないとか。

イリーナ・イェラビッチ びっち先生

 世界を股にかける一流暗殺者。殺せんせーの暗殺のため、先生という名目で暗殺教室に派遣されます。色気とさまざまな社交術を武器に相手に取り入り、数々の暗殺を成功させた過去があります。

 3年E組では英語を担当。

 世界を股にかけた暗殺者の割に抜けているところ、おっちょこちょいなところもあり暗殺教室のコメディ要員です。
 色気で全く落ちない烏間を落とそうと必死になり、いつの間にか惚れているというベタ展開。

雪村 あぐり(ゆきむら あぐり)

 殺せんせーが3年E組で暗殺教室をするきっかけになった人物。

 殺せんせーが人間だった頃に交流を深め、教師としての師匠でもあります。アニメには殺せんせーの回想でしかほぼ登場しません。
 生徒思いの教師バカで一途でまっすぐ。Tシャツのセンスだけは壊滅的です。

潮田 渚(しおた なぎさ)

 椚ヶ丘中学校3年E組の生徒。小動物系の中性的な外見と裏腹に、物語の後半では暗殺者としてピカイチの才能を見せ始めます。
 基本的には人畜無害で目立たない存在です。

 筆者は殺せんせーではなく渚が主人公だと思っていました。黄色くて丸い物体が主人公と認めるのを、脳みそが拒否したのかもしれません。

 暗殺教室は生徒の成長物語でもありますが、その中でひときわフォーカスされるのが潮田 渚です。

赤羽 業(あかばね カルマ)

 同じく3年E組の生徒で万能中二病。能力は非常に高くて勉強は学年で常にトップクラスです。運動能力も高く文武両道ですが――やや中二病を煩っています。中三なのに。

 喧嘩も強く危険な香りをさせる生徒。登場初期はもっとも殺せんせーの暗殺に近づいた1人です。渚と同じくメインキャラでひときわフォーカスされます。

茅野 カエデ(かやの カエデ)

 同じく3年E組の生徒で胸が永遠の0。巨乳に対して激しい反発を抱き、プリンをこよなく愛する女の子。ストーリー後半では渚に恋愛することに。ヒロイン(?)枠でもあるようなないような――。

寺坂 竜馬(てらさか りょうま)

 体が大きく椚ヶ丘中学校に来る前まではジャイアンでしたが、進学校では通用せずに3年E組に落とされます。考えなしに動くことのできる直情型で体力担当。体力にものを言わせてクラスのピンチを救うこともあります。

 3年E組の不良枠で寺坂組を形成。

堀部 糸成(ほりべ いとな)

 暗殺にために送り込まれた編入生。殺せんせーと同じ触手を持ち、暗殺を試みます。しかし、触手に犯され、保護者からは捨て駒にされることに。殺せんせーと寺坂組の機転により触手を切り離すことに成功します。

 物語中盤から寺坂組に入り、肩の力を抜いて暗殺教室で暗殺に何度も挑戦します。

自律思考固定砲台 律(りつ)

 3年E組に編入した生徒(?)です。長方形の立方体をしておりAIが殺せんせーのパターンを分析して攻撃を仕掛ける仕組みです。
 AIは開発者の手を離れ、途中からは暗殺のためにクラスの協調が必要だと学び直します。

 その後、ほぼ人格を得てクラスメイトを情報面からサポートします。

ネタバレあらすじ

 合計47話にも及ぶ暗殺教室のあらすじはネタバレなしでは不可能です。ここからはかなりネタバレ成分多めです。

ストーリーの発端

 進学校である椚ヶ丘中学校で3年E組は「エンドのE組」と呼ばれており、落ちこぼれが落とされるクラスです。そんなクラスに謎の超生物が担任として赴任してきます。

 謎の超生物は月を破壊し、来年3月には地球を破壊すると予告しました。マッハ20で動き回る超生物は世界中の軍隊でも仕留められず、どんな暗殺者でも殺せません。
 その超生物は3年E組の担任をしたいと希望します。

 防衛省も逃げ回られるよりマシだとの判断で是とします。

 こうして、3年E組に超生物の暗殺が依頼されました。超生物は「殺せない先生」の略称、殺せんせーと名付けられます。

全体のストーリー

 殺せんせーの暗殺を通じて3年E組はさまざまなことを学びます。暗殺技術は体育祭の棒倒しに役立ったり、2本目の刃を持つとの教えから勉強を頑張ったりします。
 このあたりは王道の学園ものをしており、学園ものアニメ好きにはたまらない展開(?)かもしれません。

 ――黄色くて丸い物体が出てこなければ、ですが。暗殺が絡んでなければ、ですが。

 他にも堀部 糸成や自律思考固定砲台 律(りつ)の編入など学園もの要素(?)満載です。文化祭、体育祭、テスト、バレンタインデーなど一通りのイベントもあります。

 こうしたイベントと暗殺を通じて生徒の成長を見守るのが暗殺教室です。正直、暗殺という要素が入っただけで、学園もの感はかなり薄れます。

 個人的には、渚とカルマの成長を生暖かく楽しむアニメだと思います。

ネタバレ!ストーリーの核心

 殺せんせーがまだ人間だった頃、じつは死神と呼ばれる世界一の殺し屋でした。弟子に裏切られて捕まってしまい、反物質生成のモルモットとして人体実験されます。
 このとき、殺せんせーの監視役として雪村 あぐりが選ばれます。

 反物質生成の人体実験では体が触手化し、実験以外で近づくのは危険になります。雪村 あぐりと殺せんせーは、誰にも邪魔されず交流を深めます。

 一方、月ではマウスを使った反物質生成実験が行われ失敗します。これが月が破壊された事件の真相でした。
 同時に殺せんせーの暴走を危惧して処分しようとし、雪村 あぐりが巻き込まれ死亡。殺せんせーは教師バカの雪村 あぐりから3年E組を託されます。

 こうして殺せんせーは地球破壊予告、というより自らの寿命まで3年E組の担任となり教鞭を執ります。

感想と評価

 アニメ「暗殺教室」はとても登場人物が多いです。クラスだけで28人、アニメ全体の登場人物は下手しなくても50人以上です。
 しかし、キャラ同士の差別化がしっかりしており雑然とはしません。それぞれのキャラが自然とストーリーに溶け込んでいます。

 設定自体はとてもエキセントリックです。マッハ20の超生物×暗殺×学園ものなんて物語はどこを探しても暗殺教室だけでしょう。
 エキセントリックな設定ですがストーリーは驚くほど王道です。

 基本的にバッドエンドが一切なく、安心して視聴できます。コメディ色も強いのでストレスフリーで頭を空っぽにして見るにはとても適しています。
 娯楽作品として良作と評価できます。

 物語のラストは、泣かせに来ているとわかっていても泣きそうになります。コメディあり、ドタバタあり、そして感動ありが暗殺教室です。
 また、ラストの後日談にもほっこりできること請け合いです。ありがちですが、渚は殺せんせーを目標として先生になります。

 全体的な評価としては星4つの良作。ストレスフリーで見られますし、娯楽作品としてとても楽しめます。バッドエンドがないので気軽に見たい人向け。

原作マンガは超おすすめ

 暗殺教室の原作マンガも筆者は一通り読んでいます。松井 優征は設定やオリジナリティに定評がありますが、作画に関してはやや残念な部分もあります。
 それでも超面白い! が筆者の評価です。読み始めたら止まりません。

 アニメで省かれたストーリーも原作には盛りだくさんです。原作マンガとアニメの違いを見比べるのも一興かもしれません。

 暗殺教室には実写版映画も出ました。しかし、映画の暗殺教室はおすすめしません。Amazonで評価が低く、口コミも散々でした。筆者も視聴しようとしましたが最初の10分で断念。
 だって、面白くなさそうなんですもの。

 暗殺教室はアニメ・マンガを見ればOK! 映画は――あえて見る必要は感じません。

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まとめ

 暗殺教室のようなエキセントリックな設定なら、見る人を選ぶのではないか? そんな風に思うかもしれません。しかし、暗殺教室はエキセントリックでオリジナリティあふれる設定ながら、大衆娯楽として成り立つ娯楽性の高い作品です。

 ありきたりな異世界転生、異世界転移ものに飽きたら暗殺教室がおすすめです。1期、2期合わせて47話ありますのでのんびりと楽しんでくださいね。

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