先日、アニメの「はたらく魔王さま！」を見ました。ストレスフリーで見られる娯楽作品ですので、あなたにも紹介したいと思います。
話が軽快でコミカルなのでサクッと手軽に視聴でき、笑いながら見られるアニメです。
キャッチコピーは「フリーター魔王さまが繰り広げる庶民派ファンタジー」。
こういった軽いアニメ、楽しいですよね。
基本情報
「はたらく魔王さま！」の原作者は和ヶ原聡司（わがはら さとし）氏。「はたらく魔王さま！」で第17回電撃小説大賞を受賞し、2011年に小説家としてデビューしました。
原作小説はすでに完結しており全27巻、本編21巻が刊行されています。小説のキャッチコピーは「フリーター魔王さまが繰り広げる庶民派ファンタジー」。
コミカライズしておりマンガも17巻まで出ています。不覚にも筆者はまだ読んでいません。マンガ喫茶にあまり置いてない気が……。
「はたらく魔王さま！」のテレビアニメは2013年4月放送でした。「アニメ！アニメ！」の実施したアンケートでは2013年春に第3位の人気を獲得。
BOOK☆WALKERの年間ランキング上半期では「とある魔術の禁書目録」を抜いて堂々の1位に輝いた大ヒットアニメが「はたらく魔王さま！」です。
2013年を代表するアニメの1つで、2010年代のコメディ系アニメの中でイチオシです。マジ、おすすめ。
登場人物
主要な登場人物をざっと紹介します。
真奥 貞夫（まおう さだお）
真奥 貞夫は魔王・サタンの地球での名前。「はたらく魔王さま！」の主人公です。異世界エンテ・イスラで勇者・エミリアに敗れ、地球にゲートを開いて部下のアルシエルと逃れます。
地球での生活は魔王・サタンこと真奥 貞夫が幡ヶ谷駅前のハンバーガーショップで働き、アルシエルこと芦屋 四郎が家事をこなす毎日。
ハンバーガーショップで一生懸命働き、気配りも抜群でA級クルーに昇進します。さすがは魔王！
ゆくゆくは社員になり成り上がって地球支配が目標です。
遊佐 恵美（ゆさ えみ）
異世界エンテ・イスラの勇者であり、名前はエミリア。魔王サタンが開いたゲートから魔王を追いかけ地球にやってきました。
地球では遊佐 恵美と名乗っており、コールセンターでOLをして生計を立てています。おしゃれな1R住まい。
ある日コールセンターから帰るときに真奥 貞夫とバッタリ遭遇し、いつかは討伐せねばと付け狙います。
なお遭遇したときに聖剣を出さず100均のナイフで真奥 貞夫に襲いかかり、警察には痴話げんかと間違えられます。
真奥 貞夫へはツンデレなのかもしれません。
佐々木 千穂（ささき ちほ）
真奥 貞夫が働く幡ヶ谷駅前のハンバーガーショップの後輩。異世界に全く関係ない日本人で、真奥 貞夫を慕っています。
おっちょこちょいで顔芸が面白い愛すべきキャラクターです。「はたらく魔王さま！」のコメディ要素の半分は佐々木 千穂でできています。
遊佐 恵美とも親しく、水（真奥 貞夫）と油（遊佐 恵美）を混ぜるお酢的な役割。
芦屋 四郎（あしや しろう）
魔王サタンの忠実な部下にして、エンテ・イスラではアルシエルを名乗る四天王筆頭。エンテ・イスラから地球に来た後は芦屋 四郎を名乗り、魔王城であるぼろアパートの六畳一間を守るため家事にいそしむ主夫です。
地球に来たばかりの頃は警察にコスプレと間違えられ、魔法を放とうとするも魔力がなく不発に終わり連行されたり、警察署でカツ丼にはまったりと前半部分のコメディパートを担います。
基本的に不憫なキャラクターです。
漆原 半蔵（うるしはら はんぞう）
元々は魔王・サタンの部下であり四天王の1人。エンテ・イスラではルシフェルを名乗っており、天界から堕天して魔王軍に入りました。堕天した理由はやることがなかったからだそうです。
魔王・サタンがゲートに逃れた後、天界への復帰をちらつかされて教会に協力し、真奥 貞夫を殺そうと暗躍します。
しかし魔力の戻った真奥 貞夫にコテンパンにやられ、その後は魔王城（ぼろアパート）でニートに堕します。
堕天使ならぬ堕人間。
あらすじ
異世界エンテ・イスラで敗れた魔王・サタンは、アルシエルとともにゲートを開いて地球に逃れます。
地球に来たばかりの頃は日本語もしゃべれず、おかしな格好だと警察に職質されたり、連行されたり、カツ丼を食わされたりと散々な目にあいます。
しかし持ち前の学習能力の高さと催眠術で戸籍を作り、不動産屋で住まいを見つけ、真奥 貞夫と芦屋 四郎と名乗って暮らし始めます。
なお地球での魔王城は六畳一間のぼろアパートです。
真奥 貞夫は幡ヶ谷駅前のハンバーガーショップでアルバイトして家計を支え、芦屋 四郎が家事全般をこなして魔王城（六畳一間）を取り仕切ります。
そんな庶民派の真奥 貞夫と芦屋 四郎の前に、かつての勇者エミリア改め遊佐 恵美が現れます。真奥 貞夫と遊佐 恵美は激しく対立しますが、さまざまな事件が起きるたび、徐々に協力するようになります。
庶民派である真奥 貞夫と周りのキャラクターたちの繰り広げる、愉快であるときはシリアス、あるときはほのぼのなストーリーはストレスフリーで楽しめますよ。
ネタバレ感想
まず評価を先に書きます。星5つ！ 2013年に大ヒットした「はたらく魔王さま！」ですが、さすが面白いです。
大爆笑する系のコメディではなく「クスリとくる」くらいが連続するアニメ。
エンテ・イスラから魔王・サタンが地球に来て働くというコンセプト以外、ストーリーは王道中の王道です。
漆原 半蔵が教会と組んで暗躍したり、教会が刺客を送ってきたりとありがちな展開ですが……。
見るべき箇所はストーリーではなく、それ以外の日常パートです。日常パートこそ「はたらく魔王さま！」の真骨頂で、笑いながら「あるある！」「ねーわ！ それねーわ！」と視聴できます。
イチオシは佐々木 千穂の顔芸ですが、それ以外にも芦屋 四郎や遊佐 恵美、真奥 貞夫など登場人物同士の掛け合いも楽しいことこの上なし。
気負わずにさらっと見ることができて、しかも面白いので星5つは正当な評価でしょう。「はたらく魔王さま！」の魅力は、実際に見てもらわないと伝わりにくいかもしれませんね。
まとめ
最近は重いアニメより軽いアニメの方が好きです。さらっと娯楽としてみることのできるアニメはストレス解消になりますし、まとめてみなくてOKなのも嬉しいポイント。
2010年代でコメディ系、コミカル系アニメとしておすすめは？ と聞かれたら、必ず「はたらく魔王さま！」の名前を出します。
それくらいおすすめのイチオシアニメですよ。
原作を読みたいあなたは以下の小説をどうぞ。
マンガ版は筆者も購入を検討中。マンガ喫茶に置いてませんし……置いてませんし！
＞最近は重いアニメより軽いアニメの方が好きです。
わかりますね・・・(^^;)
しんどいのは現実だけで良いって、思っちゃうんですよね・・・。
そういう意味では、ＢＳやＣＳとかで昔の時代劇を見るのも良いですよｗ
水戸黄門とか、悪い奴(悪代官)を良い奴(黄門様御一行)がボッコボコ(しかも峰打ちの不殺！)にして、困ってる人は助けられて、最後はニコニコで締めですからね。
悪い奴も悪い奴でおとなしく刑に服するんですから、良いことです。
・・んーー、まあ、これもある意味１つのファンタジー、ですね・・(^^;)
水戸黄門もありかもですね。三匹が切るとか見直そうかな……(笑)