先日、政経コミュニティ「進撃の庶民」メンバーのuematuさんから、Googleアドセンスの相談を受けました。
「Googleアドセンスの収益が伸びない!」と、悩んでいる人は多いはず。
平均値や目標値を解説し、解決法を提示します。
平均値やテクニックで出せる数値を知っておくと、目標設定ができます。知らないと、数値が低いことにすら気がつかない可能性も。
uematuさんのみならず、Googleアドセンスで収益がいまいち伸びていない人は必見です。WebライターとしてSEOやマーケティング分野も手がけているので、そこそこ信頼性の高い解決法を提供できますよ。
Googleアドセンスの用語と平均値
最初に、自身のブログに設置したGoogleアドセンスの収益性が、低いか高いかを知りましょう。そのためには平均値や「これくらいはどのブログでも実現可能」という数値を、知ることが大切です。
Googleアドセンスの、用語と平均値を解説していきます。
ページCTR
もっとも大事なのがページCTRです。一般的な用語で言う、クリック率のことです。ブロガーがコントロールできる唯一の要素です。
ページCTRは適切な配置なら、1%前後になります。0.5%以下なら低すぎる、と判断して良いでしょう。
uematuさんにいただいた数字では、クリック率が非常に低いです。工夫次第で1%前後にまで、上げられるでしょう。
解決法は後述します。
CPC
CPCはクリック単価です。1クリックでいくら、という数値です。
平均的なCPCは15~25円ほどと言われています。
CPCはブログのジャンルや、広告主次第の部分が大きな要素です。金融や不動産、転職などの分野では高くなります。
なお筆者のような、政治経済系のブログのCPCは20円弱、15円前後が多いようです。
――政治経済系ブログで、何を広告するか? ないもんね。パーソナライズされた広告しか掲載されないので、必然的に低めになります。
ブロガーにはコントロールしにくい部分ですから、一桁台にでもならない限りは放置でOKです。
ページRPM
ページRPMは、単にRPMと言われることもあります。
1000pvあたりの収益性を、ページRPMは表わします。
ページRPM=CPC(クリック単価)×ページCTR(クリック率)×1000
ページRPMの平均値は150~250円程度です。Googleアドセンスでは、ページRPMを一定以上に増加させるのは非常に難しいです。いくら頑張っても、おそらく500円が限界でしょう。
ページCTRの増加方法
ページCTR(クリック率)はブロガーが、唯一コントロールできる要素です。
ページCTRを向上させるため、3つの解決法を試しましょう。
①鉄板配置で様子見
Googleアドセンスの鉄板配置は上から「記事上(目次下)」「記事中(2 or 3個目のH2前)」「記事下」「関連コンテンツ」です。
優先順位は、以下のようになります。
- 記事下、関連コンテンツ
- 記事上
- 記事中
記事下と関連コンテンツは鉄板、記事上はCPCが高めなので配置。省くなら記事中です。
Googleアドセンスの配置に言及している100記事中、90記事以上が上記の配置です。マジ、鉄板。
②関連コンテンツは絶対に利用しましょう
関連コンテンツは、Googleの関連記事を表示する広告ユニットです。
Googleアドセンスの管理画面から「広告」「サマリー」「広告ユニットごと」で表示されます。
関連コンテンツは一定以上、PVがないと解放されません。
関連コンテンツが解放されているなら、絶対に利用しましょう。ページCTR激高、CPCはちょい低め。全体的に収益性が確実に向上します。
当ブログでは関連記事を、関連コンテンツで表示するようにしてます。
③広告掲載の自動化をオンにする
ベストな配置や広告の種類は、ブログによって微妙に異なります。基本的には、ABテストで向上させていくしかありません。
とても地道で、面倒くさい作業です。
面倒くさい人はGoogleアドセンスの、広告掲載の自動化をオンにしましょう。
広告掲載の自動化の問題点は、意図しない箇所に広告が掲載されることです。この問題は、ある程度抑えられます。
記事上や記事下、関連コンテンツなど「絶対に外せない箇所」は手動で広告を配置し、その上でジオン公国……じゃない、自動広告をオンにすればOKです。
面倒な人は関連コンテンツ+自動広告だけでもOKですよ。
基本的に、自動広告の方が収益性は上がります。Googleが勝手に、最適化してくれるからです。
当ブログの配置
- 記事上(目次下)に手動配置
- 記事下と関連コンテンツを手動配置
- サイドバーにも手動配置
- 広告掲載の自動化をオンで、スマホなら記事中にも広告が配置される模様
現在はAmazonや、A8.netのアフィリも実験中。Amazonの書籍紹介は、収益性が低すぎると判明(笑)
自筆の電子書籍でなんとかならないかと思い、現在執筆中です。
CPCの増加方法
CPC(クリック単価)は、ブロガーにはコントロールしにくい部分です。上げようと思うと、ブログジャンルを変えるしかありません(笑)
なお政治経済系ブログは、CPCが低くなります。そもそも政治経済系の広告って、ほとんどありませんから必然ですね。
「いやいや、スマートプライシングでCPCも上下するはず」との反論があるかもしれません。
スマートプライシングとは日本語で「需要連動型の料金システム」です。例えば金融や不動産、ヘルスジャンルの記事を書けば確かに、CPCは上がります。
しかしジャンルを変えるくらいなら、そもそもさらに収益性の高いアフィリエイトをしますよね。
CPCは一桁台にならない限り、気にしないでOKです。
なおCPC一桁台なら、Amazonアソシエイトの方がマシな模様。
ABテストで最適化しよう
Googleアドセンスの収益最大化は、ABテストで最適化していくしかありません。しかしABテストは、終わりがないのも事実。
ページCTR1%前後、CPC20円前後なら及第点です。GoogleアドセンスでページRPM150~250円なら、およそ平均的な収益性です。
かける労力に見合ったリターンが望めるかどうかも考えて、最適化していきましょう。
1万pv/月なら、1500円~2500円ほどの収益が望めます。
以下の書籍は、KindleUnlimitedなら無料で読めます。アフィリエイトやGoogleアドセンス、Amazonアソシエイト関連は、KindleUnlimitedで無料の書籍が多いので助かっています。
大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。
記事を作成していただき、誠にありがとうございました。
※多忙故に御礼コメントが遅れてしまったことをお詫びしますm(__)m
以下、簡単ですが、拙ブログの現状についてご報告です。
1、Google Adsenseの広告掲載の自動化がオンになっていることを確認しました。⇒昨年から既に広告掲載に関しては自動化していたようです。
2、関連コンテンツの利用を開始しました。⇒全然手を付けておりませんでした。記事上と記事下に現在は表示されているようです。
3、ページCTRは1%から2%の間を推移していた
⇒ページCTRで表示される値の単位を勘違いしておりました。大変失礼致しました。
お恥ずかしいことですが、拙ブログのPV数が最近落ちているので、回復できるように頑張ります。
以上、取り急ぎご報告致します。
わざわざご報告ありがとうございます。
Google Search Consoleや、Serposcopeでキーワードの順位変動を確認するようにすると、良いかもしれません。
キーワードが下落した記事に情報をプラスするなど、リライトでの強化も視野に入れてはいかがでしょう。
私も最近、リライトを実験的に行っています。