昨日、ブログ飯を読了しました。2013年に話題になった本です。正式な本の名前は「ブログ飯 個性を収入に変える生き方」です。
「なんだかまた、香ばしい本を読んでいるな」とか言わない、そこの君。
わりと面白くサクッと読めました。ブログ飯はブログを書いている人向けにおすすめしたいと思い、感想を書きます。
なおブログ飯なんて無理! という主張もあるようです。その主張や疑問への答えも、考察してみましょう。
「ブログ飯 個性を収入に変える生き方」の発売日など
ブログ飯は2013年に発売された本です。7年前だとネットの状況も様変わりしており、あまり役に立たないケースも多いです。
でもブログ飯はテクニック論の本ではないので、全くOK。
著者は1975年生まれの染谷昌利氏です。Wikipediaなどがないのでよくわかりませんが、染谷昌利公式ブログ を見るとぼちぼち活動しているようです。
他にもアフィサイトなどを持っていると思いますが、見つけてもなぁ……という感じなので探してません(笑)
現在は月に3~10記事程度、更新があるようです。
次にブログ飯の、目次だけ載せておきます。
- 第一章 私が「ブログ飯」になるまで
- 第二章 ただのブログを「飯が食えるブログ」
- 第三章 継続して成果を出すブログの違い
- 第四章 個人でお金を稼ぐということ
- 第五章 SNSことはじめ
- 第六章 突き抜ける技術
「はじめに」と「おわりに」は略してます。
ブログ飯の要約と感想
ブログ飯はテクニック論や技術論ではなく、考え方や思考法が全体を通して書いてあります。例えば第五章の「SNSことはじめ」では、各SNSの特徴に適した運営の考え方が中心です。
「こうすればフォロワーが増える!」的なことは、あまり書かれていません。
ブログのアクセスアップや収益化のテクニック論を期待して読むと、がっくりする本です。
しかしブログ初心者にとって、どのような考え方をすればいいかという参考になります。加えて中級者でも「ああ、なるほどなぁ……」と、気づくポイントはいくつかあるでしょう。
上級者が読んでどうなのか? 筆者は上級者ではないのでわかりません。
全体的に文体はさらっとしており、非常に読みやすい本です。ブログで稼ぐってどんな感じなのかを、サクサクと読める良書だと思います。
一つだけ注意しておく点は、ブログ飯は2013年の本だということ。ブログやSNSを取り巻く環境はすっかり変わっています。ブログ飯に書いてある本質部分に変化はないものの、逆に言えばそれ以外の部分は大きく変化しています。
読んだら稼げるようになったり、アクセスアップできたりは多分しません(笑) あくまで「読み物」として楽しみましょう。
ブログ飯は無理なのか?への簡単な答え
アルファブロガーから見てもブログ飯は絶対無理 : 人類応援ブログでは、ブログ飯は無理だと主張しています。他にもブログ飯は無理と主張する記事はいくつかあって、その主張の理由はとても単純です。
「Googleアドセンスで月に20万円稼ごうと思ったら、100万PVが必要だから」
上記は事実です。GoogleアドセンスのページRPM(1000PVあたりの収益額)は、平均して200~300円くらいです。
Googleアドセンス”だけ”なら、ブログ飯は無理無理無理無理カタツムリ。
けれどブログ飯無理勢はなぜ、Googleアドセンスだけに収益化方法を絞るのか? 染谷昌利氏とブログ飯無理勢ではブログの捉え方が、大きく違うからでしょう。
ブログ飯無理勢のブログの捉え方は「好きなことが書ける日記帳」、染谷昌利氏の捉え方は「ブログはツール」です。
表現を変えると、収益化を目的としたアフィ記事にブログを利用するのが染谷昌利氏。日記として書いた記事を、Googleアドセンスで収益化したいのがブログ飯無理勢と言えます。
料理で例えれば、お金を取ること前提に作った料理が染谷昌利氏の記事、自炊した料理をお金に換えたいのがブログ飯無理勢です。
この認識の違いが、ブログ飯が無理という主張につながっています。
ブログをビジネスツールとして考えるなら、収益化は可能です。というか、してる人がいるわけです。ただしそのブログ飯は、かなり仕事なブログ飯です。好きなことを書いてお金がもらえる、というわけではありません。
ブログ飯という本は、こういった気づきを与えてくれる本だと思います。
まとめ
ブログ飯はなんだかんだ言って、ブログを書いている人なら面白く読めると思います。加えて「なるほど、こう考えたらいいのか!」という、気づきポイントもいくつかあると思います。
なぜならブログ飯に書いてあることって、本質論で基本だからです。
ブログを書いていて迷っているとき、なかなかPVや収益が上がらなくて悩んでいるときに、是非とも基礎と本質に立ち返るために読んでみるといいですよ。