実家に戻ってめっきり、料理する機会が少なくなりました……。ああ、料理がしたい! ということで、一人暮らしでできる簡単な鰹出汁の取り方と、これまた簡単な鰹出汁を活用した料理レシピのご紹介。
一人暮らしの料理は、パパッと作れるものじゃなきゃいけません。鰹出汁は時間がかからず、とってもお手軽です。是非とも試してみてくださいね。
一人暮らしの簡単な鰹出汁の取り方
- 鍋にお湯を沸騰させます
- 鰹節をがしっとつかんで多めに入れたら火を止めます
- 2分ほどおいて、ざるとキッチンペーパーで漉したら完成
コンロの火力にもよりますが、5分ほどで鰹出汁が完成します。しかし一人暮らし用のレシピは、簡単であれば簡単なだけよいもの。上記の作り方では、一食分の味噌汁の出汁などは手間ですよね。
さらに簡単かつ少量から出汁が取れるテクニックがあります。
- お椀にキッチンペーパーを敷いて、その中に鰹節を入れます
- ポットからお湯を注ぎます
- 1分ほどおいて、キッチンペーパーを絞ったらできあがり
キッチンペーパーを絞る際は小さめのざるなどにあげて、スプーンの底を使うとやりやすいですよ。
お椀に味噌を溶いてレンチンし、戻したわかめやお麩を入れれば即席本格鰹出汁の味噌汁のできあがりです。
お椀に醤油、塩、みりんで味をつければそうめんつゆになります。
鰹出汁が活きる簡単一人暮らし料理といえば
鰹出汁を生かした、簡単な一人暮らしの料理と言えば麺料理。うどん、そば、そうめんは一人暮らしの強い味方です。しっかりとした鰹出汁から作ったつゆは、市販のめんつゆと風味が違いますよ。
ここでは簡単かつ栄養たっぷりな、鰹出汁香るそばの作り方をご紹介します。
材料
- そば
- 鰹節
- 醤油
- 塩
- みりん
- わかめ
- 天かす
作り方
- 鰹出汁を取ります。鍋を使っても、ポットのお湯でもOKです
- 鰹出汁を火にかけて、塩、醤油、みりんで味を調えます
- わかめは水に戻しましょう
- そばを茹でて温めたつゆにいれ、わかめと天かすをトッピングして出来上がり
だしがらは佃煮やふりかけに
鰹出汁を取った後の鰹節は、テフロンのフライパンに醤油、酒と一緒に煎ることで佃煮やふりかけにしてしまいましょう。濃いめに味付けをして冷蔵しておけば、1週間ほど持ちます。
とは言っても出汁を取るたびにふりかけや佃煮を作っていると、一人暮らしでは消費しきれません。全部を活用するのは無理なので、余分なだしがらは捨てましょう。
出汁を取ると出汁を引くはどっちが正しいの?
さっと数分間で作る出汁は「出汁を引く」というのが正しい言い回しです。「出汁を取る」と「出汁を引く」は、どちらも使用する言い回しですが、意味が異なります。
出汁を引くという言い回しは、主に和食の出汁を作る場合に使われます。さっと作れる出汁は「出汁を引く」です。
逆に洋食のコンソメやラーメンのスープなど、コトコトと煮込む出汁の作り方は「出汁を取る」と言います。
上記は「厳密には」という話なので、普通の会話で「出汁を取る」と使っても全く問題ないです。ただ「出汁を引く」というと、ちょっとかっこいいですよね。正しく使い分けましょう。
鰹出汁の取り方まとめ
鰹出汁は麺類や味噌汁のほかにも、だし巻き卵や吸い物、おひたしなど様々な料理に活用できます。簡単に鰹出汁をとれるテクニックを身につければ、一人暮らしの料理が豊かになりますよ。
顆粒だしはお手軽ですが、やはり風味が違います。鰹節で出汁を取ったお味噌汁を一度味わえば、顆粒だしに戻れなくなる人もいます。
鰹出汁は簡単に取れる出汁の一つです。是非とも一人暮らしで、試してみてくださいね。