朝日新聞が報じた貧困専業主婦とは?3割の女性が望む専業主婦のワナ

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 朝日新聞が報じた(インタビュー)「貧困専業主婦」のワナが、話題になってます。その反応は様々で、現役の専業主婦の反応が多い。

 現在でも専業主婦を希望する女性が3割です。主婦を職業に含めるとすれば、人気ナンバーワンの女性の将来像ではないでしょうか。

 しかし失われた20年で経済が凋落し続ける日本で、専業主婦へのハードルは高くなりました。男性の年収の下落や、教育費の上昇が理由です。
 現代の貧困専業主婦の実態に迫れば、今の時代にどうすれば専業主婦を叶えられるか? が探れるのではないでしょうか。また専業主婦ならではのワナを、回避するヒントにもなるでしょう。

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貧困専業主婦の定義とは?

 朝日新聞の報じた貧困専業主婦の大本とは、貧困専業主婦(著:周 燕飛)です。

 貧困専業主婦の定義とは、以下の3つになります。

  1. 18歳未満の子供がいること
  2. 妻が専業主婦であること
  3. 世帯年収が4人世帯で244万、3人世帯で211万円を下回っていること

 貧困専業主婦の特徴とは、以下の5つです。

  1. 貧困専業主婦のうち75%は、望んで専業主婦をしている
  2. 貧困専業主婦のうち33%は、現在の生活に満足し幸せを感じている
  3. 専業主婦世帯のうち、12%が貧困専業主婦に該当する
  4. 景気が良くなると、貧困専業主婦は非正規雇用で働く傾向にある
  5. 非正規雇用で働く場合、4C(介護・クリーニング・クッキング・キャッシャー)が多い

現役主婦の「貧困専業主婦のワナ(朝日新聞)」への反応

 朝日新聞が報じた(インタビュー)「貧困専業主婦」のワナが引き起こした、現役主婦の反応とはどんなものでしょうか。一部をご紹介します。

  • まるで専業主婦が悪いとでもいいたげ。生活は楽ではないが、貧困といわれる筋合いはない
  • 子供と夫のために生きた40年間を、否定された気持ちでショック
  • 働けるなら働きたいが、いまのところはどうしようもない。この先どうなることやら……

 日本では子供を自分の手で育てる、ということに大きな価値を見出します。だからこそ貧困という問題が、表面化しにくいと分析する記事もありました。

結婚と専業主婦-価値観と時代背景の変遷とは

 統計データからは、興味深い事実が見えてきます。

 専業主婦世帯と共働き世帯の推移(厚労省)では、1980年には1100万世帯あった専業主婦世帯が、2014年には687万世帯と半減しています。逆に共働き世帯は、倍増です。
 687万世帯という数字は、結婚している世帯数の約3割です。つまり現在でも結婚している女性の、約3割が専業主婦です。

 結婚についても夫婦格差社会 – 二極化する結婚のかたちの著者、橘木俊詔氏は「同類婚で夫婦や家庭格差が拡大している」と分析しています。
 つまり「低所得同士の男女」「高所得同士の男女」の結婚の割合が、多くなってきているというのです。
 実際に夫の年収300万円未満の共働き世帯の場合、妻の年収も200万円未満の割合が7割に及ぶのです。

 統計データのポイントとは? まとめましょう。ポイント4からは、私の知るデータを付け加えます。

  1. 専業主婦世帯は現在は3割程度。1980年代に比べて半減
  2. 共働き世代は1980年代に比べて倍増。
  3. 結婚でも同類婚が多くなり、夫婦や家庭間の格差が拡大している
  4. 1990年代後半と比べ、男性の年収は2割ほどダウン
  5. 氷河期世代などの世代間格差に代表される格差拡大

 上記に加えてジェンダーフリーの動きも、専業主婦の割合が減少した要素でしょう。どんどんと時代が進むにつれて、専業主婦へのハードルが高くなっています。
 ちなみに現代でも、専業主婦を希望する女性は3割以上とのことです。

専業主婦を希望する女性のためのポイントとは?

 筆者もできることなら、専業主夫になりたい……。料理・洗濯・掃除に裁縫となんでもござれです。かなり女子力の高い男子を自負しています(笑)

 閑話休題。そんな筆者がノウハウを書いても、説得力はありません。ですので婚活サイトなどから、ポイントのみをまとめましょう。そのほうが断然、説得力と効果があります。

  1. 専業主婦になりたいなら、年収500万円以上の男性との結婚が理想的
  2. 子供が欲しくないなら、年収300万円でもOK
  3. 地方在住なら年収300万円でも、子育ても十分に可能

 貧困専業主婦は嫌だ! と思うのでしたら、上記が目指すべきラインだそうです。しかし20代男性はほとんどが年収300万円代。年収500万円以上はわずか1割弱です。
 20代男性との結婚を望むなら年収より、将来性を検討するべきかもしれません。

 専業主婦希望の男女が集まる婚活パーティーもあるそうです。一般的な婚活パーティーより、成功率が高いとのこと。

専業主婦が「普通」になる時代は再び来るだろうか?

 専業主婦は「富裕層だけの特権」などと、妬み混じりにいわれることもあります。しかし現代の専業主婦の実態は、決してそうではありません。むしろ貧困専業主婦が問題になる時代です。

 専業主婦が減少し、共働きが増えたのは「ジェンダーフリー」「男性の所得減少」「教育費の増加」が大きな要因でしょう。

 大学進学率は1984年、約35%でした。しかし現在では約60%となっています。子どもの減少と相反する一人あたり教育費の増加によれば、1人あたりの教育費は1984年から2.5倍になっています。
 しかし男性の所得は、1990年代後半をピークに減少し続けています。したがって、共働き家庭が増えてきていると解釈できます。

 専業主婦の減少はジェンダーフリーなどの要因も、確かにあります。しかし本質的には、経済問題の部分が大きいといえそうです。
 専業主婦が再び普通になる日、それは日本経済が復活した日以降に訪れるのでしょう。

日本経済は再び復活するのか?その方法とは?

 日本経済の復活は、非常に簡単で難しい問題です。積極財政をして、政府が国土や研究や技術に投資すれば良い。それだけです。
 しかし20年以上に及ぶ緊縮財政路線は頑なで、なかなか方向を変えようとしません。

 全国の「これから専業主婦になりたい女性」、そして「いま専業主婦をしている女性」にとっても経済って大事なお話です。

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>専業主婦希望の男女が集まる婚活パーティーもあるそうです。
>一般的な婚活パーティーより、成功率が高いとのこと。

男性は女性を養いたいし、女性は男性に養われたい……。少なくとも日本においては、この事実が少子化対策において重要なポイントになると思っています。

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