アベノミクスと大阪都構想の類似性-ポストトゥルースの時代へようこそ


 素晴らしい記事を進撃の庶民に、sorata31さんから寄稿いただきました。【翻訳記事】政府が無限のお金を持っているという過激な理論【MMT入門向け】 | 進撃の庶民 ~反新自由主義・反グローバリズムです。これ、読まないと損です。マジで。

アベノミクスと大阪都構想の類似性

 先日、進撃の庶民に寄稿差し上げましたアベノミクスは幻-戦後最長の景気回復は嘘だった可能性と景気後退【ヤンの字雷】 | 進撃の庶民 ~反新自由主義・反グローバリズムですが、上述した寄稿では数字をもとにしまして、アベノミクスは幻想ないし嘘だったと論じております。

 端的に論点だけ申し述べますが、2008年のリーマン・ショック以降の景気回復局面は2010年からであった。それも民主党政権下での民間の自立回復であった、と定義しております。そしてこのトレンドは安倍政権になって「阻害されたこと」はあれ、「安倍政権のおかげで加速したことはない」と論じています。
 つまり、安倍政権によって我々国民は、なんら良い状況を享受していないということです。

 我が大阪に目を向けますと、どうやら大阪維新の会の支持率は、大阪府内で38%のようです。来る4月7日の地方統一選&クロスダブル選において、非常にまずい話です。
 なぜなら、クロスダブル選で大阪府知事、大阪市長ともに大阪維新の会が通ると、そして地方統一選で大阪維新の会が第一党になると――大阪都構想が決定的なものになってしまうからです。
 大阪都構想とは、大阪市解体構想です。

 そして大阪都構想は、確実に「安倍政権の6年間」と同じく、実質所得が下がり国民が貧困化する、という結果と同じくなるでしょう。
※安倍政権の経済的功罪については、冒頭にお示しした記事をご一読ください。

 安倍政権のアベノミクスも、そして橋下徹から引き継がれた大阪都構想も、まさに「ポストトゥルースの時代」にふさわしい、嘘にまみれた政策と解釈します。

どちらも「空っぽ」という類似性

 アベノミクスで実行されたのは、金融緩和と構造改革だけです。そして、大阪都構想で実行されるのもまた、構造改革なのです。
 アベノミクスでいえば「移民拡大」「種子法改悪」「漁業法改悪」「農協改革」「TPP」「水道事業民営化」でしょう。
 では大阪都構想は? アベノミクスの構造改革は「日本弱体化」ですが、大阪都構想は「大阪市解体」ですので、さらに過激と言わざるをえません。どちらも「空っぽ」でした。
 大阪市を解体して大阪市域が豊かになったのなら、首くくってやるわ! なぜなら、そんなことは「絶対にありえない」という解釈、論理、自身の知性を信じているからです。
 腹くらいなら、刺身包丁でかっさばいてもええですよ
。絶対にありえへんから。

 私は4年ほど、アベノミクスと安倍政権に批判差し上げました。
参照:反新自由主義・反グローバリズム コテヤン基地

 結果は「アベノミクスは幻だった!」 「景気後退入り?」発表を新聞各紙はどう報じたか | ニコニコニュースのとおりです。
 民主党政権誕生時の2009年には、「あかんやろ! 民主党政権は!」とご批判差し上げました。信じられないかも知れませんが、2012年までは私はすべて、自民党に投票していたのです。
 その上で申し上げますが、大阪都構想は空っぽかつ、大阪を凋落せしむると解釈可能です。

ポストトゥルースの時代へようこそ

 ポストトゥルースとは何か? 「嘘が動かす時代」と定義できるでしょう。空っぽのアベノミクスが6年も、その問題点に気づかれずに実行された。
 緊縮財政・全体主義も蔓延っている。グローバリズムが正しいと、いまだに思っている日本人はたくさんいるでしょう。そのグローバリズムすら、論理的には「嘘」であるとも気が付かずに。

 我が大阪では2012年以来でしょうか? ずっと大阪都構想なる空っぽの構想が議論されています。
 国民が嘘にまみれ、それを「当たり前」と思い、学術的な事実や論理を忘れた結果なのでしょう。
 日金の金融緩和やリフレ派なんて、そもそも論理的に成り立っていないのですが、メディアも有識者や学者すらそれを指摘できる人が少なすぎ、したがって露出も少ない。
 国民全体が思考停止に陥った状態、これがポストトゥルースと解釈できます。

 ポストとは「次の」を指します。つまりトゥルー(真実)の次とは? 当然ながら嘘しかありません。
 ポストトゥルースの時代へようこそ

考える時間のない、思考貧困な現代人論

 我々は現在、非常に困難な状況にあります。ブラック企業、長時間労働、低所得などで「とにかく、生きるために仕事をしなければ!」という状況であり、余裕がありません。私もそうですよ。

 こんな状況で、10も20もニュースに目を毎日通せますか? そしてそれについて、1つ1つ考えられますか? 不可能です。
 思考の多様性も否定しませんし、どのような主張になろうと、一定程度論理的であれば否定はしません。しかし――それすら考えることが許されないのは、なぜでしょう

 これは学術的には循環論の話になると思います。マッチポンプともいいます。
 つまり「貧しくなる→時間がなるなる、生きることに必死→政治なんて知らん、あの人がこう言ってた」がだめな循環。「豊かになる→考える時間が増える→政治についても考えられる余裕」がよい循環
 もちろん、政治以外にもファッションや料理、趣味、ライフワークなど何でもよいんですけどね。

 思考貧困社会が現代です。そして、思考貧困になれば、最終的に牙をむくのは「本能」と、政治家、官僚、有識者、学者等々の方々には申し上げておきましょう
 「困窮して、しばしば反乱や革命は起こった」というのは、世の中の数少ない真理です。

 大阪や日本で政治を弄ぶ人々は、その報いをいつか受けるのかも知れません。

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阿吽

>「困窮して、しばしば反乱や革命は起こった」というのは、世の中の数少ない真理です。
>大阪や日本で政治を弄ぶ人々は、その報いをいつか受けるのかも知れません。

そして、その弄ぶ人々が報いを受ける頃には・・、我々一般日本国民の貧困度合いもかなり上昇している時、ということですかね・・・。

最近のネット右翼諸氏などを見ましても、個人的な見解ではありますが、やはり昔よりも爽快度指数が上昇しているように見えます。

このままいけば、日本国民の爽快もどんどん上がり、それこそビッグブラザーの世界の現出でしょう・・。(いや、もはやある程度、そういうふうになりかねないのはほぼ不可避状態とも言えます)

まあ、橋下徹にしろ、安倍晋三にしろ・・、選んでいるのは誰有ろう、我々日本国民ですからね・・・。
自分達も、それ相応の報いを受けると言うことでしょう。

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江戸時代・・、今と同様、経済の拡大と、さらには天明の大飢饉等の天災も重なり、貧富の格差が拡大し、一般庶民が貧困にあえぎ、江戸の町中の大商店を打ち壊しにかかる事件(天明の打ちこわし)がおこりましたが・・、そのようなカタルシスが起こるまで、当時の大商人や幕府は、格差の拡大を放置していました。

しかし、天明の打ちこわしというカタルシスを契機として、幕府や大商人は、大震災や飢饉のときのために、お金や米を備蓄して、それらにそなえるという諸政策をはじめます。

それらの政策により、それ以後は江戸では庶民の爆発は減ったのではないかと思われます。

そういう善政もありますが、それらが行われるには結局、ある程度のカタルシスが必要となってしまうのでしょうか。

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しかして、それでも・・・、

カタルシス後にある程度の善政がしかれるには、それこそ普段からの正しい提言と言うのが必ず大切であり、必ず必要となってくるのでしょう。

阿吽

 まあ、浄化というイメージではないですね・・(^^;)
 前、ヤンさんが例を出されて言われた爽快感イメージが一番近いでしょうか・・・。
 あとは、私は・・、どちらかというと、下記のような意味合いとかも込めて、カタルシスと表現しましたね。

↓↓↓

大辞林 第三版の解説
カタルシス【katharsis】
② 精神分析で、抑圧された感情や体験を言葉や行動として外部に表出して、心の緊張を解消すること。
https://kotobank.jp/word/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%B9-45030

 もしくは、こっちですかね。

↓↓↓

カタストロフィー
(前略)一般的には破滅や破局と言った意味に捉えられることが多いが、学術的な意味とは異なる。
環境に多大な変化が訪れること。変化に追従できないものは絶滅への道をたどる。
フィクションなどにおける悲劇的な結末のこと。上記と合わせ、きわめて破滅的なニュアンスを持つことが多い。
https://matome.naver.jp/odai/2135069359335707801

 まあ、上記の意味あいだとかなり、俗用的な使い方ではありますが・・(^^;) (しかも、カタス〝トロフィー〟だし・・)


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