深刻な日本の貧困と格差-貧困率OECDワースト11位の原因と対策とは

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 日本の貧困化と格差社会化は、先進国でもわりと最悪クラスです。しかし多くの日本人は、日本の貧困率が高いとは知らないのではないでしょうか? もしくは日本を、豊かな国だと思っているのではないでしょうか?

 2019年、1億2700万人のうち2000万人が貧困層です。もちろん、日本の話しです。貧困の実態を解説しつつ、原因と対策を考えたいと思います。

目次

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日本の貧困の定義とは

 貧困関係の記事で何度も書いてますが、きちんと以下の記事で整理してくださいね。

絶対的貧困とは

 生活に必要な衣食住がまかなえない状態。

相対的貧困とは

 国民の年収の中央値の50%以下の所得層を、相対的貧困層と定義する。今日、明日の衣食住に困窮しているわけではない場合が多い。

日本で取り上げられる貧困問題

 日本で取り上げられる、代表的な貧困問題はいくつかあります。

子供の貧困問題

 もっとも多く取り上げられるのが、子どもの貧困問題でしょう。貧困状態に陥っても、子供には責任がないからです。多くは親たる大人の責任にされますが、子供は親を選べません。
 よって子どもの貧困問題は、多くの共感を呼ぶ事が多いのです。

 日本の子どもの相対貧困率は、13.9%です。おおよそ7人に1人の子供が、貧困に陥っています。

 上記の湯浅誠氏による著作が、詳しいです。

高齢者の貧困問題

 高齢者の貧困も、日本では多く取り上げられるテーマの1つです。なぜなら「誰しもが、そのうちに高齢者になるから」です。興味を持たざるを得ないテーマでもあります。

 「65歳以上の高齢者の”いる世帯”」の貧困率は、なんと27%にもなります。65歳以上の”高齢者単身世帯”では、さらにひどい状況です。

男性単身世帯 36.4%
女性単身世帯……56.2%

 男性で3分の1以上、女性で半分以上が相対的貧困に陥っているのです。ちなみに当然ながら、現在の30代、40代世代が65歳以上になったときは「いま以上に悪い状況になる」と予測されています。
参照 普通の日本人が知らない「貧困」の深刻な実態 | 東洋経済オンライン

貧困専業主婦

 周燕飛氏による著作「貧困専業主婦」は2019年、かなりの反響を読んだ著作です。専業主婦というと夫にある程度の年収があり、余裕のある生活ぶりをしていると思われがちです。
 しかし周燕飛氏の著作によれば、専業主婦の8人に1人が貧困に陥っているとのことです。

 またこの貧困専業主婦にあたる層は、景気が良くなればパートをする人が多いようです。つまり景気の調整弁になってしまっているのです。

非正規雇用や所得格差

 非正規雇用の問題は、2つの問題点を含んでいます。

  1. 雇用が不安定であるという問題
  2. 非正規雇用の賃金が低いという問題

 海外では同一労働同一賃金が原則で、非正規雇用といえども同じ労働内容なら賃金も同じだそうです。筆者は海外をあまり知らないので多く言及は出来ませんが、海外でフルタイムとパートタイムの違いは「出勤時間」だけという話も聞きます。

 海外でも雇用の不安定化は、問題として浮き彫りになってきています。このあたりの詳しい状況は資料シリーズ No.79 欧米における非正規雇用の現状と課題 ―独仏英米をとりあげて―|労働政策研究・研修機構(JILPT)など、資料をあたるとよいでしょう。

 所得格差の問題は、今や世界的になりつつあります。オキュパイ・ウォールストリート(ウォール街を占拠せよ)運動や99%対1%という言葉が、2008年以降に出現しました。
 日本でも格差社会として、問題視されています。

就職氷河期世代の貧困率

 かなり強い口調で主張したいのですが、就職氷河期世代の貧困率は「全く注目されてこなかった」と言えます。なぜか? ニュース性に乏しいからです。
 就職氷河期世代の貧困の特徴を、箇条書きにしてみます。

  1. 1995年~2005年に社会に出た世代
  2. 上記の時期は求人がかつてなく落ち込み、就職が非常に困難だった
  3. 就職氷河期世代では、非正規雇用で食いつなぐケースも珍しくない
  4. 就職氷河期世代男性の貧困率は31.5%と、紹介した貧困問題の中で2番めに高い!
  5. にもかかわらず、就職氷河期世代の貧困問題は近年まで「全く注目されてこなかった」

2019年のOECD調査で日本はワースト11位

 OECD(経済開発協力機構)が調査したところによれば、2019年の日本の貧困率は15.7%でOECDワースト11位でした。

2019年OECDによる日本の相対的貧困率OECDワースト11位
https://22nd-century.jp/poverty/japan/#toc1 より引用

 およそ老いも若きも老若男女、全てひっくるめて6人に1人が貧困層です。1億2700万人中、2000万人が貧困に陥っています。2000万人ですよ、2000万人!!

日本で貧困と格差はなぜ起きる?その原因は?

貧困問題の大きな原因は2つだけ

 貧困問題を巡って、日本では様々な報道がされています。有識者といわれる専門家たちも、いろんな見解を述べています。細かい議論をあげればきりがないでしょう。

 しかし巨視的視点で俯瞰すれば、日本の貧困問題の原因は「たった2つ」です。

  1. デフレと失われた20年
  2. 新自由主義とグローバリズム

 トマ・ピケティは著作「21世紀の資本」の中で、r(資本収益率)>g(経済成長率)という解を導き出しました。ピケティの統計によれば、野放図な資本主義は必ず富の偏在を生み出し、そのベクトルを進み続けるのです。

 野放図な資本主義とは、グローバル化や新自由主義、市場原理主義などです。これらを1990年代に輸入したことで、日本は格差拡大へかじを切りました。
 グローバリズムや新自由主義は、小さな政府を良しとします。よって日本は緊縮財政を続け、デフレに陥り脱却できずに20年を無駄にしました。

貧困問題と生産性の議論

 貧困問題の話になると必ず、生産性の話が出てきます。そして「生産性が低いのは日本人特有の価値観が原因! 貧困問題と生産性を解決したいなら、合理的になるべき! よってグローバル化するべき!」という議論になります。

 例を出すと「日本の低生産性と貧困の原因は、日本人の思考回路にある…ロジカルな議論すらできないは、ビジネスジャーナルの加谷珪一氏という”経済評論家”の記事です。

 この手の議論を信じる人も多いのですが、騙されないようにしてくださいね。生産性が低いのは結果であり、原因は「デフレ」です。そしてデフレの原因は、政府の緊縮財政と財政均衡主義です。

 彼ら経済評論家は「国の借金が○○兆円!」と叫んできた手前、本当の原因を言えないので「日本人特有の価値観が原因! 非合理的な慣習を廃止するべし!」などと責任転嫁をするわけです。

 生産性の本質については、以下の記事をご参照ください。

日本の貧困と格差問題への様々な対策

貧困・格差問題への対策1 現状認識をして正しい原因を知ること

 まず現状の認識をすることが必要です。多くの日本人がまだ「日本は豊かな国だ」と、根拠もなく信じています。この認識を、現状に即したものにすることが必要です。

 さらに「なぜ現状がこうなってしまったのか?」の正しい原因を知ることが必要です。

  1. 正確な現状認識
  2. 現状に至った原因

 この2つを知らずに、問題解決は不可能です。

貧困・格差問題への対策2 デフレと緊縮財政が貧困と格差の最大原因→積極財政へ

 上述したように、貧困と格差の問題の主原因は「デフレであること」です。なぜデフレなのか? といえば「均衡財政主義に則り、緊縮財政を続けているから」に他なりません。

 よって日本の貧困・格差問題の根治を目指すのならば「デフレを解消すること」こそ必要です。誤解を承知でいいますが、それ以外の議論は枝葉の議論です。

 最大の原因が判明しているのなら、積極財政へとかじを切れば問題は解決へと向かいます。

貧困・格差問題への対策3 新自由主義・グローバリズムによる規制緩和と市場競争の抑制

 デフレの原因は緊縮財政にあると述べましたが、それ以外にもデフレ原因は存在します。規制緩和と市場競争の激化です。

 日本は「生産性とは、競争すれば上がるもの」と勘違いしてきました。適度な競争において、これは間違っていません。しかし過度の競争は、消耗を生み出してモチベーションを低下させ、むしろ生産性は低下します。

 近代史における偉大な――つまり生産性の高い――発明とイノベーションのほとんどは、多くの投資と時間から生まれたのであって、市場競争と規制緩和から生まれたのではありません。

 よって貧困・格差問題を解決へと導くなら、市場競争と規制緩和は抑制するべきです。

貧困・格差問題への対策4 貧困と格差の固定化と教育をさけ、社会保障費の充実へ

 貧困と格差の固定化は、非常に問題になる分野です。親が貧困であれば、子供が高い学費の学校にはいけません。よって子供も高度な教育が受けられずに、貧困が世代間をまたいで固定化します。

 このように解説すると「いやいや、奨学金などがあるじゃないか! 頑張ればチャンスはいくらでもある。家庭のせいにするのは努力が足りなかったせいだ! 自己責任でしょ!」という人がいます。

 たしかに個別で、すばらしいサクセスストーリーも存在するでしょう。しかし全体として、お金持ちの家庭のほうが、良い教育を受けられる機会が圧倒的に大きいのは間違いありあせん。

 したがって格差や貧困の固定化を避ける意味でも、社会保障の充実は必要です。なお教育予算の充実は、経済論的には「人材への投資」であり「給付」ではありません。

貧困・格差問題への対策5 日本式経営を取り戻し合理主義をやめる

 生産性の問題でも上述しましたが、経済評論家という人種はとかく「頭が悪い」ので、すぐに「生産性が低いのは日本人特有の価値観が原因!」などと言い出します。

 医者が病気の原因を「そんな考え方をしているから病気になるんです!」などと言ったら、即クビになるんじゃないでしょうか(笑) 経済評論家が言っているのは、これと同じことなんですね。

 経済評論家やエコノミストと呼ばれる連中はすぐ「日本人は合理的じゃない! だから……」と言いますが、むしろ「合理主義と効率主義こそが、日本を貧困と格差に突き落とした」とすら言えます。

 彼らの言う合理主義追求の果には、さらなる貧困と格差が待ち受けています。
 よって対策を”書くのは”簡単です。合理主義などという舶来物はさっさと捨て去り、従来の日本式経営や日本式の思考を取り戻せばいいのです。

個人でできる貧困と格差に抵抗する方法8つ

 格差と貧困問題の原因と、そして対策を巨視的視点から議論してきました。しかし原因がわかり、対策を知ったところで「政府が動いてくれない」のが現状です。ぶっちゃけて言えば、原因と対策がわかったところで知識欲が満たされたに過ぎません。
 自分の生活は良くなりませんよね?

 なのでここからは、個人でできる貧困と格差への抵抗方法を書きたいと思います。

スキマ時間に副業をして副収入

webライティング

 筆者も現在、ウェブライティングを副業としています。月に3~5万円程度なら、わりとすぐに稼げる副業です。必要なのは日本語の文章能力と、キータイピングの速度です。

必要な技能
  1. 日本語の文章作成能力
  2. ある程度早めのキータイピング
  3. 時給換算で1000円以上可能

日雇い派遣バイト

 派遣バイトは休日を利用してできる副業の1つです。筆者もつなぎで経験があります。出勤が1日からで日払いの派遣バイトの多くは、倉庫内のピッキング、引っ越し、軽作業――積み重なって筋肉痛――などになります。
 軽作業と書いていて、軽作業であった試しを筆者は知りません(笑)

 肉体労働に慣れていない場合は、確実に翌日は筋肉痛です(笑) 筋肉痛をさけたいのなら、製造系の工場がおすすめです。また検品作業なども、おすすめできる派遣バイトでしょう。

必要な技能
  1. 健康な肉体と、筋肉痛に耐える精神力
  2. 時給は1000円以上が多い。1200円以上の時給も

アフィリエイトやYou Tube

 ブログで月に○万円! とか、You Tubeで動画を上げて○万円! は、基本的にはごくごく一部の現象です。月に数万円を稼ぐのにも、半年以上の期間が最低でも必要ではないでしょうか。
 しかも最初は、時給換算で数十円も珍しくありません。

必要な技能
  1. SEOやマーケティング能力
  2. 稼げない期間を耐え、記事や動画をアップし続ける精神力
  3. 時給は数円~数万円以上まで様々

クラウドソーシング

 クラウドソーシングとは、端的に言えば「ネットで仕事を受注して報酬を得ること」です。クラウドソーシングのためのマッチングサイトで有名なのが、クラウドワークスとランサーズです。

 ウェブライティング以外にも、ウェブ制作系やシステム開発系、マーケティング、コンサルなど様々です。ただしスキルがない場合は、稼ぐことが非常に難しいです。

必要な技能
  1. ウェブ制作や開発系のスキルは稼ぎやすい
  2. 案件を取るには実績が必要
  3. 時給は案件によって異なる

スキルを磨いてキャリアアップ&所得アップを狙う

ウェブ制作系スキルとクラウドソーシング

 ウェブ制作系のスキルは、クラウドソーシングとは相性抜群です。副業&スキルアップを目指すなら、もっとも効率の良い選択肢の1つでしょう。

 またウェブ制作系スキルを勉強していれば、SEOなどのウェブマーケティングも習得範囲に入ってきます。ウェブマーケティングは今後、かなり有用性の高いスキルの1つです。
 キャリアアップを目指すのなら、磨いておいて損はないスキルでしょう。

本業に活かせるスキルをプライベートで勉強

 最近はワークライフバランスが叫ばれ、プライベートはプライベートという風潮です。筆者もそれが、健全だと思います。

 しかし実際問題、1日30分の学習を続けた人とやらなかった人だと、スキルに大きな差が開くのも事実です。そしてみんながプライベート時間に勉強し始め、さらに競争率が激化! という未来がががが(汗)
 やるかやらないか? は自己責任でお願いしますm(_ _)m

資格を取得する

 よく資格取得で、キャリアアップや所得アップを目指す方法も目にします。ぶっちゃけ筆者は、資格を一切持っていません。よって「資格を取れば、所得アップに繋がるのか?」はわかりません(汗)

 一応詳しいところでいえば、調理師免許を持っていれば集団調理への就職機会が広がります。集団調理とは給食などです。

友達や知り合いと色んなものをシェアリング

 格差と貧困に抵抗する方法として、所得アップのための方法を模索するのもありです。しかし一方で、より低い生活費で無理なく暮らすという選択肢もありえます。

マイルドヤンキー的な生き方

 一時期、マイルドヤンキーという言葉が出てきました。

マイルドヤンキーの特徴
  1. 地元から出たくない
  2. 「絆」「家族」「仲間」という言葉を好む
  3. 内向的で、上昇指向が低い
  4. 近くにあって、なんでも揃うイオンSCは夢の国
    ※筆者も最近、イオンにかなりお世話になってます(笑)

参照 マイルドヤンキー – Wikipedia

 最近の若い人は、友達同士でルームシェアリングをすることも珍しくありません。ある種、日本人の多くがマイルドヤンキー化してるのでは? と感じます。

 友達や知り合いとシェアしながら、生活費を抑えるというのも有効でしょう。

ミニマリストという風潮

 You Tubeではミニマリストが、もてはやされているようです。ミニマリストとは「生活に必要な、最低限のものしか持たない人」のことを指します。
参照 ミニマリストとは – コトバンク

 ミニマリストと言うとなんだか”オシャレ”ですが、この動きもまた格差や貧困への反応なのではないか? という気がします。なぜならミニマリストという動きは、2010年頃から出現したのだそうですから。

日本の貧困と格差の原因・対策まとめ

 例えば子どもたちの貧困に対して、様々な人達が少しでも改善しようと活動しています。非常に素晴らしい活動だと、筆者は感じます。

 しかし日本社会に生きる以上、日本社会のマクロ的なベクトルから逃れることは出来ません。つまりデフレや財政均衡主義の影響からは、逃れられない。したがって政治が変わらない限り、貧困や格差はこれからも、再生産され続けることになります。

 我々日本人に出来ることは、手の届く範囲で手を差し伸べることや助け合うこと。そして自助努力でなんとか、踏みとどまることくらいです。
 余裕があれば言論活動や、政治活動をするのもありでしょう。
※ちなみに筆者は、いま余裕ないからね! (笑)

 何より日本がこのような状況に陥っているという「現状認識」を、まずは広めることではないでしょうか。そしてその原因も、正しく指摘していくべきでしょう。

あとがき

 ……(疲労困憊で)アウトラインを作成したときから、嫌な予感がしてたんです。「このキーワドとテーマ、すげーボリューム多くね?」と。あっはっは(笑) 7300文字だってよ(大爆笑)

 最後まで長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。これからはアウトラインを(できるだけ)、疲れていない状態で作成しようと思います。

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金 国鎮

私は経済の専門家ではないが都会に住む金のない人たちに
差し迫った問題があるとすればそれは酷暑から逃れる方法だろう。

毎年夏になると都会の高層マンションのすぐ傍の住宅でクーラーも
使わずに熱中症で亡くなったというニュースが入ってくる。
電気代も払えないとか節約していたとかいう話だ。
これは深刻だ。

多くの高齢者が状況はどうであれ酷暑から逃れて田舎に逃れたいと
考えている。
公共の住宅を避暑用に郊外に作れば都会に住む多くの高齢者が
そこに逃げ込むことができる。
郊外であれば土地の収用は殆ど費用がかからないので極めて低価格で
住宅を作ることができる。
更に多くの住民が郊外でその住宅をシェアすればその費用は月に
数万円以内で収まるだろう。

都会の高齢者が酷暑の中高層マンションの高層階で暮らすというのも
何んとも同様に異常な状態だ。
本当は貧しい。

黄昏のタロ

お邪魔いたしますです。

> トマ・ピケティは著作「21世紀の資本」の中で、r(資本収益率)>g(経済成長率)という解を導き出しました。ピケティの統計によれば、野放図な資本主義は必ず富の偏在を生み出し、そのベクトルを進み続けるのです。
>
> 野放図な資本主義とは、グローバル化や新自由主義、市場原理主義などです。これらを1990年代に輸入したことで、日本は格差拡大へかじを切りました。

 国内でも資本主義の行き着くところは、富の偏在になるわけですよね。それを世界を相手にやったら格差は広がるに決まってます。

 資本を持っている側から見たら、グローバル化は頭打ちを回避する名案となるかもですね。

 以前のコメントでのやりとりで、朧気ながら分かったつもりだった事が、はっきり分かった気がするです。

Muse

>「このキーワドとテーマ、すげーボリューム多くね?」と。あっはっは(笑) 7300文字だってよ(大爆笑)

確かに、今回の記事は、先日の「貧困と格差の違い」の記事の続編かつ総括的な内容で、多少ボリュームがありました。

>よく資格取得で、キャリアアップや所得アップを目指す方法も目にします。ぶっちゃけ筆者は、四角を一切持っていません。よって「資格を取れば、所得アップに繋がるのか?」はわかりません(汗)

これはひとえに、取得する資格の種類とか、取得者(あるいは資格取得勉強中の者)の年齢やキャリアによって千差万別ですね。

例えば、いわゆる文系大学生であれば、知名度が高く、かつそこそこ努力すれば合格できるような資格・検定(例えば、日商簿記2級や宅建士など)を在学中に取れば就職活動(特に金融や不動産関係)では結構有利に働くでしょう。

ただ、社会人の場合はあくまでも「業務内容や自分の将来のキャリアパスに結び付く」資格であれば、個人のスキルアップとか会社の資格手当等で有利に働くといえます。逆に、そうでない場合は、業務と関連の薄い資格をとっても、役に立ちそうもないです。(ただ、死に物狂いで勉強して司法書士とか税理士等の難関資格を取得して人生一発逆転という道もありますが、それでもいきなり開業できるはずもなく、必ずどこかの事務所に勤めて経験を積まなければならない。あんまり年を食っていると、雇ってもらえず、宝の持ち腐れと言う事も)

ちなみに、当方の場合、昔、システム開発の従事者だった頃、情報処理技術者試験(現在の試験区分で言えば、基本情報と応用情報)に合格しましたが、いずれも入門レベルなので持っていて当たり前の資格(正確に言えば、資格ではなく認定試験)です。なので、毎月の資格手当に5千円~1万円程度つくだけ。IT業界を離れれば、(少なくとも所得という面では)無意味なお飾りに過ぎなくなります。

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