弾劾訴追とは?トランプ史上初の罷免?または大統領選に追い風か

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トランプ大統領画像

 アメリカのトランプ大統領が、弾劾訴追を受けています。弾劾訴追とは? 言葉や漢字から、イメージはわきます。しかし詳しい内容は、知らない人が大半ではないでしょうか。

 弾劾訴追とは? いままで弾劾訴追を受けた、アメリカ大統領はどうなったのか? トランプ大統領はどうなるのか?

 じつはトランプ大統領が、有罪判決になり罷免される可能性は低い。それどころか報道では、2020年のアメリカ大統領線に、弾劾訴追が有利に働くのではないか? との見方すらあります。
 この意外な喜劇のシナリオを、順番に追っていきます。

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アメリカの弾劾訴追とは?

 弾劾(Impeachment)とはもともと「身分保障された官職にあるものを義務違反や法令違反、非行などを理由に、議会で追訴して処罰すること」という意味でした。
 転じて相手を非難する際に「相手を徹底的に弾劾する!」と、表現するようになりました。

 アメリカの弾劾制度は、イギリスの弾劾制度を引き継いでいるようです。イギリスと異なる点は、刑罰を科すことなく罷免のみにとどまるところです。

 弾劾訴追は下院の過半数の賛成で発動されます。そして上院で裁判されます。その後に上院出席議員の3分の2の賛成で、弾劾が決定されます。

弾劾訴追されたアメリカ大統領はどうなった?

 トランプ大統領はアメリカで、弾劾訴追された3人目の大統領です。アンドリュー・ジョンソン、ビル・クリントンの2名の大統領が過去に弾劾訴追されました。
 リチャード・ニクソンはウォーターゲート事件の解明を妨害したとして、弾劾訴追されかけましたがその前に辞任し、弾劾訴追は受けていません。

 弾劾訴追された2名の大統領は、いずれも無罪となっております。歴史上アメリカで弾劾訴追され、弾劾が成立したのは裁判官のみです。

 上院はトランプ大統領の味方である、共和党が多数を占めています。トランプ大統領は弾劾訴追されていますが、弾劾が成立して罷免される可能性は非常に低いでしょう。

トランプ大統領が弾劾訴追されている理由

 トランプ大統領が、弾劾訴追されている理由とは何でしょう? 2つ存在します。

  1. ウクライナを利用して、大統領選を有利に進めようとした疑惑
  2. ウクライナ疑惑での協力の拒否による、議会妨害

 ウクライナ疑惑は、トランプ大統領がウクライナのゼレンスキー大統領の電話し、2020年の民主党大統領有力候補であるバイデン副大統領の不正疑惑の調査を依頼したとされる件です。
 「大統領選に、外国勢力の不当な関与を招いた」というのが、弾劾訴追の理由です。

 またトランプ大統領はウクライナに対して、軍事支援を停止し首脳会議を延期しました。民主党によれば「ウクライナからの協力を得るための圧力」とのことです。

 下院が調査しようとしたところ、ホワイトハウスの重要人物が協力を拒否しました。これも議会の監視権限を妨害するものだとして、弾劾訴追の理由になっています。

どうなる?弾劾訴追と不敵に笑うトランプ大統領の行方

 通常は弾劾訴追されると、支持率が下がり大統領は追い込まれるものです。ところがそうならないケースが、過去にも起きています。ビル・クリントン大統領の弾劾訴追です。

 民主党であったクリントン大統領は、共和党から弾劾訴追を受けます。しかし上院では民主党が多数であったため、弾劾は不成立でした。当時の世論は「共和党がなりふり構わず、大統領を弾劾訴追し、弾劾しようとした」と受け止めました。
 次の選挙で共和党は、議席を減らすこととなったのです。

 共和党と民主党が入れ替わっていますが、今回も同じ構図です。上院はトランプ陣営の共和党議員が多数です。

 実際に報道によると、支持率はトランプ大統領が任期中の最高水準の支持率を叩き出しています。ただし……最高水準(45%)ですが(笑)
 また弾劾訴追と罷免をするべきか? と世論調査したところ、NOが51%、YESが46%だったそうです。ちなみに「弾劾するべき」のYESは10月の調査から6ポイントダウン、NOは5ポイント上昇したそうです。

 ちなみにトランプ大統領は、余裕綽々。報道では「弾劾されている実感なんかないね」と回答。

 一部報道では「民主党への風当たりが強くなるのでは?」「2020年の大統領選で、共和党有利に働くのではないか」との見方も出ています。

弾劾追訴とトランプ大統領・アメリカの行方

 アメリカの現在の状態は「景気拡大が、すべての悪いものを覆い隠している」ではないでしょうか。様々な問題を抱えながらも「景気が良いのだから」でごまかしている、といえます。

 トランプ大統領への弾劾訴追は、上記のような状況の中での「ワイドショー的なパフォーマンス」の印象が強い。アメリカ世論は現在、トランプ大統領への弾劾訴追に否定的です。しかし世論が「ワイドショー感覚で好き嫌いを決めているだけ」とすれば、一石が投じられれば状況が大きく変わることもありえます。

 トランプ大統領弾劾、罷免という可能性はたしかに低いでしょう。しかしまだ「何が起こるかわからない不安定さ」が、アメリカの情勢に見え隠れしています。

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