立憲民主党・国民民主党の統一会派は安倍政権への反撃?民主党の再来?

この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

 立憲民主党と国民民主党が、統一会派になります。一部記事では「れいわ新選組の高支持率への危機感」との見解も流れています。

 また「旧来の民主党の再来では?」との見解もあります。

 いくつか、論じておかねばならないでしょう。

  1. 一体感をもって、統一会派を運営できるのか?
  2. 旧民主党政権は、そこまで悪夢だったのか?
  3. 新たな政治の動きを、統一会派が作れるのか?

 どうなるのか? はわかりませんが、現時点での情報を整理し、解説していきます。

スポンサーリンク

立憲民主党と国民民主党が統一会派へ合流、会派ってなに?

 国会内には、院内会派ないし会派というものが存在します。

  1. 政党とは異なり、共通の理念や政策を元に議会活動をともに行う
  2. 会派の所属人数によって、委員会の発言や質問時間、法案提出権などが決められる

 立憲民主党と国民民主党は、異なる政党です。しかし「一緒に、議会活動をしていきましょう」というのが、今回の統一会派合流の本旨です。

 統一した見解を会派で出せば、当選ながら発言権も強くなりますし、委員会での議論にも好影響があるのでしょう。

立憲民主党と国民民主党の政策の違いってなに?

 共通する理念や政策で、会派は組むものです。したがって「政策の違いを乗り越えられるの?」というのは、まっとうな疑問です。

 大きなイシューについて、比較してみました。

立憲民主党国民民主党
消費税増税凍結凍結
原発原発ゼロ原発に依存しない
経済家計所得重視最低賃金アップ

 原発政策以外は、正直あまり変わらないという印象です。日米地位協定の改定も、どちらも求めていますし……細かな違いはあるのでしょうが、元は民主党です。
 そんなに大きく「妥協できない!」ような違いは、少ないと思われます。

立憲民主党と国民民主党の統一会派は、旧民主党の再来か?

 「悪夢のような民主党」に戻る立憲民主の残念さ | ニコニコニュースのように、「旧民主党の再来」と評する報道もあります。

 今でもイメージで、民主党政権は最悪だった! という印象を持つ人は多いでしょう。本当にそうでしょうか?

  1. 実質賃金の落ち込みなどは、安倍政権のほうがひどい
  2. 2008年のリーマン・ショック後であり、不景気は「不可抗力」
  3. 安全保障で必ずしも、安倍政権が「上」とはいえない

 過去に旧ブログ含め、2度ほど「安倍政権と民主党政権の比較(主に経済)」をしております。
参照:民主党政権は悪夢発言と、空回りの国会の空疎な現状認識

 安倍政権での景気回復は、じつは起点が2010年になっています。失業率の改善、銀行貸出DIの改善も2010年からです。
 安倍政権下での景気回復と呼ばれるものは、「民間の自立回復」としか解釈できません。

 安倍政権では、消費税増税で「実質賃金を落とし、デフレ脱却を遠のかせた」という評価が妥当でしょう。

 また民主党政権は2009年8月末からです。もろに2008年の、リーマン・ショックの影響を景気が受けました。
 「民主党政権だから、景気が悪くなった」のではなく、「景気が悪くなったときに、民主党政権にした」が正解です。

 外交や安全保障でも、安倍政権は盤石とは言えません。むしろ……安倍外交は、その殆どを「敗北している」とすら解釈可能です。
 北方領土、日韓合意、日米貿易協定等々。

 印象で「悪夢の民主党政権」といいますが、実際の数字を比べてみると「安倍政権より、悪かった」とは、一概には言えません。

立憲民主党と国民民主党の、統一会派への支持率はどのくらい?

 共同通信の8月17、18日の世論調査では、立憲民主党と国民民主党の会派合流は3割ほどしか、支持が取れなかったそうです。
 5割は、否定的とのこと。

 安倍政権の支持率がおおよそ5割です。立憲民主党と国民民主党の政党支持率も、合わせて12%程度です。
 こう考えれば、3割という数字は「案外悪くないのでは?」とも思えます。

 ただし全体的な傾向として、野党の支持率は「安倍政権や与党の失点」があると、一時的に高くなる傾向があります。
 逆にいえば、立憲民主党と国民民主党の統一会派が、存在感を出していくには「失点狙い、追求狙い」では「一時的な支持率」で終わります。

 れいわ新選組のように、現代貨幣理論(MMT)を取り入れるべきでは? と思います。

私的な枝野幸男代表と、玉木雄一郎代表の印象

 立憲民主党の枝野幸男代表は、国会最長演説をしたことで有名です。全文を見ました。大変に素晴らしい演説内容でした。
 枝野幸男代表には、個人的には好感をもっています。

 玉木雄一郎代表は、三橋TVに出演してました。投資の大事さを理解しているようです。
 こちらも、良い印象を持ちました。

 しかし……問題は、党全体が「まだまだ、緊縮財政に囚われている」ということです。
 ここを転換ピボットしない限り、政策は自民党と似たりよったりになります。

立憲民主党と国民民主党の統一会派に、安倍政権は止められるか?

 私は、安倍政権をこれっぽっちも評価してません。
 経済では緊縮財政。外交では「解決主義」に陥り、墓穴を掘りまくる。戦後レジームの強化までする始末です。

 安倍政権のグローバリズム政策は、「日本の解体」そのものです。移民拡大政策は、本当に目を疑いました。
 戦後最悪の内閣、とすら評せるかもしれません。

 では立憲民主党と国民民主党の統一会派や、その他野党で安倍政権を止められるでしょうか?

 現在のところは、難しいのが現状でしょう。

  1. 安倍政権の支持率が、安定している
  2. 野党が対抗軸(積極財政)を打ち出せない
  3. したがって野党は、揚げ足取り(失点待ち)という印象を持たれる

 れいわ新選組が、なぜ出てきて数ヶ月で4.3%もの支持率を獲得したか? はっきりと積極財政を掲げたから、という理由が大きいと思います。

 選挙で重視する政策の2トップは「社会保障」「景気」です。どちらも経済政策です。
 思い切った積極財政を掲げ、国会論戦をしない限り、野党の支持率低迷は続くでしょう。

2
コメントを残す

1Comment threads
1Thread replies
0Followers
 
Most reacted comment
Hottest comment thread
2Comment authors
  Subscribe  
新しい順 古い順 最も評価の多い
更新通知を受け取る »
Muse

>では立憲民主党と国民民主党の統一会派や、その他野党で安倍政権を止められるでしょうか?
 現在のところは、難しいのが現状でしょう。

仰る通りでしょう。残念ながら。やはり、れいわ新選組のように、反緊縮財政&反構造改革を積極的に掲げるなど新機軸を打ち出さない限り政権奪取は無理。そして”抵抗勢力”つまり緊縮派を立民内に抱えていることが政権奪取の最大の足枷になっている。

そうなると、れいわ新選組がとにかく勢力をさらに一層拡大させ、その勢いに乗る形で立民&国民がれいわに接近し、れいわも含めた統一会派を結成できれば政権奪取もにわかに現実味を帯びてくると思います。

それから、明日27日は厚労省が年金財政検証を発表します。どうせ「年金給付水準のさらなる低下は必至」等々のろくでもない内容になることは100%予想できますが、この発表内容の妥当性を打ち消すだけの(MMTを理論的根拠とする)積極財政キャンペーンを全国各地で繰り広げていく必要があると思います。あるいは、テレ朝等のメディアに出て訴えるか。ただ、それを推し進めるために、れいわ新選組内に有能な経済政策ブレーンがどれだけいるのか?気になるところ。

タイトルとURLをコピーしました