公明党と妥協、大阪都構想ダブル選挙は回避?松井知事、任期中に住民投票と方針転換


大阪都構想ダブル選回避と公明党の最悪な立ち回り

 大阪都構想を巡る動きに変化があったようです。ダブル選回避も 大阪都構想巡り維新、公明が協議  :日本経済新聞によると、大阪維新と公明党が協議の結果、松井知事が妥協して参院選前の住民投票を断念した、と報道されております。

大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」を巡り、大阪維新の会幹部が8日までに公明党大阪府本部幹部と協議を再開したことが同日、関係者への取材で分かった。公明は都構想の制度案を議論する法定協議会(法定協)での取りまとめを4月の統一地方選後にすることを維新が約束すれば、大阪府知事・大阪市長の任期中での住民投票の実現に協力すると提案したという。
維新幹部によると、維新側は2月下旬にも予定される法定協で制度案の最終的な詰めをする委員間の協議に進むことを公明に要請。住民投票実施の確約が公明から得られる場合、維新代表の松井一郎知事らが示唆していた知事・市長のダブル選前倒しを見送る検討に入った。

 ……また公明党かっ! と思わず悪態をつきたくなります。まさかこうなるとは。

 おそらく公明党の思惑としては、統一地方選挙で民意を測り、その後に対応を決めたいのだと思われます。やっぱり大阪の公明党はコウモリです。一番タチが悪いかも知れません。大阪都構想が一度、市議会で否決された後に公明党が動き出し、大阪都構想が住民投票にかけられたという前例を彷彿とさせます。

ダブル選回避なら地方統一選挙で維新を減らすしかない

 大阪維新は現在でも市議会で過半数を持っておりません。しかし一方で維新の会は2014年、2017年の総選挙で”大阪”ではほぼ同様の得票数を取っておりますので、それに連なる大阪維新の会の支持率が落ちていなのではないか? と予測されます。これについては以下が参考になります。

【論文】維新政治の本質―その支持層についての一考察―(冨田 宏治)

 この論文によれば、全国政党としての維新の会は年々得票数を落としているものの、大阪における得票数は落ちていないのだそうです。

 私、大阪人なのですが一言よろしいでしょうか? 大阪人ってあほやな……。

維新の会を支持する大阪人のメンタリティ

 なぜ大阪で維新の会の支持率や得票数が落ちていないのか? について少々考察してみたいと思います。

 上述した論文では、維新の会は大阪で広がる貧困と格差を、分断に転化して相手側を攻撃する。そして大阪に愛着を持たない浮遊した原子論的個人が、支持層になっているのでは? と論じられております。

 なかなか説得力のある見解であり、私も同意します。

 しかし一方で……大阪人のメンタリティという問題があるのではないだろうか? と診断します。維新の会は大阪発の政党であり、要するに大阪の”オリジナル”なのです。

 ――まあこんなおぞましい政党が”オリジナル”で出てくることそのものが、大阪の問題を表現しているようにも思えますが……。

 したがって大阪人あるある気質の「東京モンには負けへん!」が、維新の会の支持に一役買っているのではないだろうか? と思います。国会で足立議員などは”ド派手”でしょう? 目立ったらええんや! 気質を利用しているんじゃないでしょうか。

 とすると、我々大阪人は「おもろかったらええ! 目立ったらええねん!」という”ゲス”い気質を、そろそろやめねばなりません。

 最近、私は大阪文化をぼちぼち研究しているのですが、大阪が現在の気質になったのは1980年代頃からだそうで、それ以前の大阪の文化や気質というのは上品やユーモア、快活さといったもので表現されるものです。決して「おもしろければええねん!」ではなかったのです。

 維新の会から大阪を取り戻すとは、古き良き大阪人の気質、精神を復活させねばならないのです。でなければ……維新の会という”どうしようもない奴ら”が、今後も大阪にのさばることでしょう。

統一地方選挙に向けての検討

 大阪維新を統一地方選挙で敗北させるのが、大阪都構想を止める唯一の手段になりかけています。地方統一選挙で大阪維新がふるわなければ、公明党は「世論が支持していない」として対応を固めることでしょう。

 ……公明党のコウモリ具合は、本当に嫌いです。政党としての信念や理念が、全く感じられません。

 しかし現実としては、大阪都構想を止めるためには、地方統一選挙で大阪維新の議席を減らすしかありません。

 現在、大阪市議会(定員86名)で大阪維新は34名、大阪府議会(定員88名)で40名となっております。半減とまでは行かなくとも、2割~3割は減少して与党転落が望ましい。

 ではどこに投票するのか? が問題になりますが、私は大阪自民ないし共産党を考えております。――おそらく共産党への投票となることでしょうが、大阪自民も反大阪都構想派ですので、こちらへの投票も有力です。

 私に出来るのは結局の所、維新の会の”おぞましさ”を発信していくことしかありません。最後に
【論文】維新政治の本質―その支持層についての一考察―(冨田 宏治)で取り上げられていた、維新の会のおぞましい発言について、引用します。

維新政治の本質とは、大阪に広がる貧困と格差を「分断」へと転化させ、中堅サラリーマン層の弱者への憎悪の感情を組織化し、その「分断」を固定化したものだったのではないでしょうか。

自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!

維新政治の本質について考察する本稿の冒頭に、長谷川豊氏のこのおぞましくも衝撃的な発言を掲げることにしましょう。長谷川豊氏といえば、フジテレビの局アナからフリーランスになり、この発言を表題に掲げたブログ記事(2016年9月19日付)の炎上をきっかけにテレビの世界から姿を消しました。しかし翌年10月、衆議院議員総選挙に日本維新の会の公認候補として、千葉一区および比例南関東ブロックから立候補し、みじめな敗北を喫したことは記憶に新しいところです。

本稿の冒頭になぜこの発言なのか。それはいうまでもなく、「人工透析患者を殺せ」というこのおぞましい発言こそが、維新政治の本質を何よりも雄弁に物語っているからです。

ふと文字筆者編集

 これが維新の本質だとすれば、”日本を救うための『維新』という言葉”は”殺すための言葉”になっていくことでしょう。幕末の維新志士たちが、現在の維新の会を見てどう思うでしょうか?

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Sat

私としては、大阪維新の本質を理解してない人間ほど自称維新シンパだったりという気が常にある。大阪維新の本質を多少なりとも理解すれば維新シンパにはなれない。


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