大阪都構想で橋下徹が動き出す-市長・知事入れ替え案など子供だましの政治ショー


橋下徹が動き始める

 大阪知事・市長入れ替えも 橋下氏、民放番組で発言(毎日)によりますと、橋下徹が大阪都構想住民投票に向けての大阪府知事、大阪市長のダブル選向けの発言をしているようです。引用します。

橋下徹前大阪市長は12日の民放のテレビ番組で、松井一郎大阪府知事と吉村洋文市長が任期満了前に辞職しダブル選を行う場合は「知事と市長を入れ替えて実施する」との見通しを示した。この発言について松井知事は同日夕、記者団に対し「民間人のテレビの発言に反応することはない」としつつ「ありとあらゆる手段を取る」と述べ、否定しなかった。

大阪維新の会の全体会議であいさつする代表の松井一郎大阪府知事。右は吉村洋文大阪市長(12日午後、大阪市)=共同

知事、市長が出直し選で再選されても、公職選挙法の規定で任期は辞職前と変わらず、それぞれ11月、12月までとなる。橋下氏は2人を入れ替えれば「4年間任期が延びる」と指摘。新たな任期中の衆院選で「公明党の選挙区から2人が出る」との観測も示した。

大阪都構想の住民投票を巡っては、今夏の実施をめざす大阪維新の会と、慎重な議論を求める公明の対立が続く。松井知事(維新代表)は公明の協力が得られない場合、4月7日の統一地方選挙と同日に知事・市長のダブル選を実施する考えを示唆している。(ふと文字、筆者編集)

 まず前提条件を確認しておきます。大阪都構想は2015年に住民投票で否決され、さらにそのときに大阪維新や橋下徹がどのように言っていたか?「ラストチャンス!」「2度めはない!」です。そして大阪市議会で大阪維新は公明党と対立して、市民の代表者たる議会ですでに否定されているのです。議会で否定されたので、次は直接市民に問わせてくれ!というのは、かなり筋が違うでしょう。(前回は公明党が住民投票に賛成したために、住民投票になった)

 つまり4月7日の統一地方選挙と同日にするとされる、知事・市長ダブル選はそもそも正当性がまったくないと言わざるを得ません。大阪維新の計算としてはここでダブル選を勝利すれば、市民の民意という圧力で、公明党も折れるだろうと見ているのでしょう。そしてこれは実際に、ダブル選で大阪維新が勝てば、そうなる可能性は大きいと言わざるを得ません。

知事・市長の入れ替え選挙など子供だましも良いところ

 橋下徹案の「知事・市長入れ替え選挙」ですがはっきり申し上げて「ナメてるんか?」以外の感想が出てきません。確かに入れ替えで任期が伸びる、そして話題にもなると党利党略としては良い事だらけでしょう。しかし大阪人をナメてるとしか思えません。なぜか?

 そもそも知事と市長の仕事というのは異なります。つまり入れ替え選挙というのは、今まで積み上げてきたノウハウを考慮していない、というわけです。要するに大阪のために仕事をする気がないとしか解釈できないのですね。そして橋下徹の過去の著作では「政治家は権力欲と名誉欲のためにやるもの」「嘘をついても良い」等々と書いてきました。この体質が大阪維新にも受け継がれているのだと思われます。

 もし本当に知事・市長入れ替え選挙をやるとしたら、それは大阪維新の党利党略のためであって、大阪にはマイナスにしかならないと断言をしておきます。

おもろかったら何でもええねん、はもう卒業しよう

 最近は大阪文化を少々勉強しております。日本文化についていくら語れても、自分の地元である大阪の文化が語れないなど笑止千万となってしまいますからね。最近読了しました著作は大阪的 「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた (幻冬舎新書)でして、井上章一さんという教授の方です。(過去に京大と書きましたが間違いです。国際日本文化研究センターだそうです。京大では助手をしていたと書かれていました(汗))

 同著によりますと、少なくとも「大阪人=お笑い」のイメージが付いたのは1980年以降のことだそうです。大阪のおばちゃんというイメージが作られたのは、1983年に始まった「まいどワイド30分」という素人にインタビューをしてというTV番組が始まってからだそうです。

 その以前はどうであったのか?船場言葉ははんなりした京都風であったそうですし、がめついというイメージもなかったのだそうです。(がめついは大阪を舞台にした映画の造語だったりします)

 いまや全国区で「大阪=お笑い」というイメージが定着してしまっていますが、大阪人ならよく理解できると思いますけれども、そもそも普段からお笑いをやっているわけでもないですし、他県に行って「面白いこと言って!」とか言われても困るのですよ。もう、こういったステレオタイプの大阪観から大阪人自身が抜け出さないといけません。

 2015年の大阪都構想のときによく聞いたのが、「おもろそうやから、一回やってみたらええやん」という意見です。アホかと。大阪市を一度解体して、そっからどうやってやり直すねんと。「一回やってみたらええやん」で済まないのが、大阪都構想の怖いところです。

 そして今回、大阪知事・市長ダブル選で大阪維新がどちらも勝利すると、完全にその後は住民投票という流れになります。知事・市長は今のままでいいけど、大阪都構想は反対というスタンスは「実質的に大阪都構想という大阪市の解体に賛成すること」と同じです。ぜひぜひ、この店をよく覚えておいていただきたいと思います。

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ホワホ

2度目は無いってのは反対派に言ったんでしょう
つまり、勝てるつもりだった。 ザマミロ
とにかく卑劣で嘘つきっていうのを広めるしかないですね
政令指定都市なら、いっそうちの地元に来てくれればフルボッコにして政治生命絶てるんですが()

阿吽

私は基本的に・・、自分の吐き出した言葉に対して不誠実な人と言うのは・・、信用のできない人だと思っていますが・・・、世間での見方はそうでもないんですかね・・・・(-_-)

言うことがころころ変わる人とか・・・・。

でも、世間では、意外とそういう人がはびこり、人々もそれを許容する・・・。

人を見る目がないなあと、しみじみと思いますね。

でも、もし、それを飲み込むのも政治だ・・、みたいなことを言いだすなら・・・、それも大衆化の道でしょうし・・・、難しいものですね・・・・・。


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